宝石

商人

 

天界の秘義1298[]

 

アロンのエポデの肩の上の宝石と審判の胸版の中の宝石が聖い真理を意味したことは前に示されたところである(114番)。それはイザヤ書にも明白である―

 

  見よ、わたしはあなたの石を紅玉から成り立たせ、あなたの基礎を青玉ですえ、陽(窓)にはルビーをおき、宝石で門を作り、あなたの境をことごとく好ましい石で定めよう、あなたの息子たちはことごとくエホバから教えられ、あなたの息子たちの平安は大きなものとなるであろう(54・11−13)。

 

 ここに記されている宝石は聖い真理を意味しており、それであなたの息子たちはことごとくエホバから教えられるであろうと言われている。ここからヨハネの書には都、聖いエルサレムの壁の基礎は凡ゆる宝石で飾られたと言われて、宝石の名が記されている(黙示録21・19、20)。

 

 

続 最後の審判81(静思社『最後の審判とバビロンの滅亡』に併録)

霊界のユダヤ人

 

かの世界では、彼らは前の世のように、種々の物を、特に宝石を商っている。彼らはこれを宝石が豊かに在る天界から自ら、秘密の方法で得ている。彼らが宝石を商っている理由は、彼らは聖言をその原語で読み、その文字の意義を聖いものとして認め、宝石は聖言の文字の意義に相応しているということである。この相応の主題については「聖言に関わる新エルサレムの教義」(42−45)を参照されよ。彼らは彼らを北の方面で取り巻いている異邦人たちにその宝石を売っている。彼らはまた模造品を作って、それが純粋なものであると思い込ませる技術を持っているが、それを行う者はその支配者から非常な罰金を科せられる。

 

 

真の基督教353

 

 凡ゆる真理は天界に輝き、それ故、透明な真理はその本質に於て信仰であることが上に述べられた。それ故、多くの真理から成る透明な信仰の美と優雅とは、種々な物体、形、絵の美しい色彩企画に、またアロンの胸板の色も種々な貴重な宝石に、新しいエルサレムの石垣の基の宝石に(黙示録21章)、王冠の色も種々な宝石に(宝石は信仰の真理を意味する)虹に、花咲く牧地に、或は庭園の春の開花に譬えることが出来よう。調和した諸真理から成る信仰の光と栄光とは数多くの大燭台による神殿の、シャンデアリアによる家の、ランプによる街路の照明に譬えることが出来よう。数多くの真理による信仰の高揚は一つのメロディが大きなオーケストラによって演奏される際の高められた効果に、または夥しい香り芳しい一群の花から発散する芳香などに譬えることが出来よう。虚偽と悪とに対し整然と排列された多数の真理より成る信仰の力は、充分にセメントで結合した石で建てられ、卍字模様の屋根を円柱で支えている神殿の堅固さに、或は方陣形を作った一大隊の兵士に、或は、その数が極めて多く且つ広く分布されているけれど、その力を一つの行為の中に集中することの出来る全身体に亘る筋肉に譬えることが出来よう。

 

 

 

 

ヴァッスーラ・神のうちの真のいのち・9巻P193

‘98・8・29

 

話すときは、我が愛よ、常に論旨を守りなさい。そう、私の言葉をすべて繰り返しながら 言葉かずは少な目に。あなたに与えた宝石を それぞれの心に埋め込みなさい。 私の会話は甘美そのものだと 皆に知らせてほしい。共にいる。 ic