合理主義
1.マリア・ワルトルタ
2.サンダー・シング
3.ヴァッスーラ
1.マリア・ワルトルタ
マリア・ヴァルトルタ/「手記」抜粋/天使館/P67
愛する人よ、見てごらん。信仰を陵辱し、それから成聖を奪い、殺す合理主義ほどわたしがきびしく裁くものは少ない。わたしは真の、絶対の王的信仰を大文字で言う。わたしは合理主義をわたしの殺し屋として断罪する。それは人々の心のなかでわたしを殺し、教会と世界にとってまことに悲しむべき時代を準備したし、今も、準備している。
ほかに幾つかのことをわたしは呪った。しかしわたしはこれほどには誰も呪わないだろう。合理主義はそこからほかの、ほかの、ほかの有害な教説が出てくるいわば種子であった。それは敵に門を開く裏切り者であった。実際、合理主義が統治して以来これほどそれがサタンに対して城門を開いたことはかつてない。
「人の子が来るとき、彼は人々の心に信仰を見出さないであろう」と言われている。だから合理主義はその仕事をしている。わたしは自分の仕事をするだろう。
罪と情念に扉を閉ざすように、否定する学問の顔面に秘密の神殿の扉を閉ざすことをわきまえ、一切である唯一者と共にひとり、最後まで生きる人々は幸いである。
まことにわたしは言う、人間的な罪を犯してそれを痛悔する不幸な人々を、わたしは胸に抱き占める。わたしにはすべてが出来るということを、彼らが常に認めているかぎり。しかし、人間的な学問の一教義に基いて、わたしが与えるようにと父が望んだ顕示における超自然性を否定する人々には裁き主の顔で臨むだろう。(中略)
彼を『否定』と名づけることが出来る。なぜなら彼は神を否定し、生命を否定し、すべてを否定するだろうから。すべてを、すべてを、すべてを。
あなたたちはそこにいると思うのか? その時にはそれは頭上に轟きわたる雷鳴となるだろう。
善良でありなさい。わたしの憐みはあなたたちの上にある」。
2.サンダー・シング
サンダー・シング/聖なる導きインド永遠の書/P93
求道者:「このようなかけがえのない機会は、この世の合理主義者たちのよくいう主観作用でしかないのでしょうか。わたしは、この啓示は客観的で現実のものと、心から信じています」
メルキゼデク:「子よ、この世の識者のいうことに心悩ましてはならない。彼らのほとんどは神なき利己主義者である。彼らがこれほどまで誤った考えをし、愚者を手引きする愚者と化しているのはこのためなのだ。神のお造りになられた世界はすべて、神の中に、神を通して存在するとはいえ、被造物そのものは神ではなく、神の一部でもない。だが、それは神の存在を離れては存在しえない。これは、被造物が客観的形をもたず、ただの主観にすぎないことを意味するものであろうか。断じて、そのようなことはない。事実、わが民の経験する神との出会い、霊的経験はみな、主観でも想像の所産でもなく、客観的で真実のものである。それは、疑いもなく、彼らがわたしと交わった所産なのだ」
3.ヴァッスーラ
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P5
‘89・9・29
卑しめられるのは私のために良いことでした。私はあなたの掟を学ぶようになりました(詩篇119・71)。愛ゆえに苦しみを与えておられるのが分かっています。私を跡継ぎにされたために、愛を惜しみなく注いでおられるのです。愛する人びとを訓練されるのを知っています。あなたは主、焼き尽くす火です!
我がヴァッスーラ、過ぎ去る日ごとにあなたは私に近づいている。 日ごとに私も あなたに我が愛を証し こうした仕方で私自身を明かしているのが私であると 証ししている ♡ しかしあなたの世代はあなたに災いしている、この世代の災いは合理主義と呼ばれ、合理主義は死に至らせる ♡ 合理主義は闇の君主に由来し、暗やみの中に住む者たちは皆 他の病いとともにこの病いを患っている ♡ しかし私からの者はすべて 光から出ている、そしてあなた方の住むこの闇の世界を照らすために 選ばれた霊魂たちに私が降ると、悪を行う者たちを我が光は不安にさせ、その悪行は露顕してどの目にも見えてしまうために不安のあまり殺すのも厭わなくなる。 私から身を隠そうとしたアダムとエワの行為とあまり変わらない ♡ そう 我が光の子よ、あなたは私のものです そしてそのために闇が敵対し迫害し、闇を嗣ぐ者たちは私の跡継ぎたちを常に迫害しよう ♡ あなた方のくに民に光の時が至れば 我が光は彼らを不安にさせ、この者たちを震え上がらせる この者たちは生涯をかけて悪巧みし 合理主義を育ててきたからです、墓場に住む闇の霊魂たちにとって 光の時は絶え間ない拷問となる、しかし我が光を彼らの上に輝かせよう、この暗やみを我が光が貫き 穏やかな陽光は死の床に横たわる荒れ地のすべてをも生き返らせよう、闇はもはや くに民の上に影を映さない、我が光がその柔かいつぼみを元気づけ 陽光が花開かせ、地上の枝々は再び緑に変わる、祈りを続けるように、我が子よ、愛が永遠にあなたを愛している
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P106
‘00・6・6
それは 私どもの愛のテーマが、彼(*1)とその手下を危険にさらすと 気づいたがゆえ、また 私どもが彼らを長年にわたる彼らの教会への陰謀を暴き、ある日は自然主義を 別の日は合理主義を、皆に強要してその心を縛り、私の声を弱めようと、彼らの掟を押しつけていることを すべての国たみに明かそうとしているため。
*1 彼とその手下は世界をわがものとし、キリストの神性と父なる神に戦いを挑む 私たちの時代の闇の勢力です。十字架にも戦いを挑んでいます。