抱く

 

 

天界の秘義3807

 

「かれを抱いた」。これは情愛を意味していることは、『抱くこと』の意義から明白であり、それは情愛である、なぜなら情愛はことごとくそれに相応した動作を身体の中に持っており、内的な情愛はこのような動作に落ち込むからである。全般的に情愛は抱擁により表現されることは良く知られている。

 

天界の秘義6260

 

「かれはかれらに接吻した」。これは真理の情愛から発した連結を意味していることは、『接吻すること』の意義から明白であり、それは情愛から発した連結である(3573、3574、4215、5929番を参照)。それが真理に対する情愛から発していることは、『かれはかれらを抱いた』と後に言われており、そのことにより善の情愛から発した連結が意味されているためである。なぜなら『抱くこと』は、善に対する情愛を真理に対する情愛と比較するとき明らかなように、『接吻すること』よりもさらに内的な、それでさらに密接な情愛であるからである。