忘恩

 

 

 

アグレダのマリア/神の都市/P331

 

元后の御言葉

 私の娘よ、一生を通じて私は御子の御受難と御死去を感謝しながら思い出しました。御受難を記憶しているだけでなく、苦しみました。人々は救いの理解できないほどの恩恵を忘れています。恩を忘れ、感謝しないことは、軽蔑することです。御子を犠牲にしてまで御父は私たちを愛してくださり、御子も私たちのために死を受入れてくださるのに、この愛を人々は嫌います。

 この状態をルシフェルと手下たちは次のように言います、「この霊魂は神の救いを覚えないし、敬わないから、我らの側に引き入れられる。そのような祝福を記憶しないほど馬鹿なら、我らの企みに気付くまい。一番強力な防衛をなくしているから、誘惑して滅ぼしてやろう。」この考えは間違っていないことを経験上知っているので、悪魔たちは熱心にキリストの御受難と御死去の記憶を消そうとし、説教や講演を軽蔑させようとします。これまで霊魂に恐るべき害を与えることに大成功しています。他方、キリストの御苦痛を黙想したり、思い出す者たちに対して油断せず、恐れています。キリストの御苦痛から勢力と影響力が出て来るのを悪魔たちは感じるのです。

 私が主の御母でありながら、主の御体を拝領する価値のない人間であると考え、非常に多くの手段で何とか自分を浄めようとしていますから、とても貧弱で色々な悲惨や不完全さを抱えているあなたも、自分の内部をきれいにすべきです。神の光により内部をよく調べ、大きな徳により内部を飾りなさい。諸天使、諸聖人の取り次ぎを願いなさい。とりわけ、私の助けを呼ぶことを勧めます。私は聖体拝領のために浄めたいと思う者の特別な弁護者であり、守護者です。