穴底

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P246

‘90・10・1

 

我がヴァッスーラ、私、主です、私を感じなさい、そばにいる、私を識別しなさい(*)十字架、茨の冠と我が釘をあなたと分かち合っている。 私の飽くことのない愛の生けにえとなり、分裂したまま 我が聖なる名のもとに自分たちを分け隔てするほうを好む 多くの霊魂たちの贖いとするために、死者の地から選り出し我が心の中で生き返らせた。 私の苦しみと深い悲しみを あなたと分かち合っている、娘(こ)よ、慰めてほしい 私もあなたを慰めよう。 ヴァッスーラ 我が子よ、私の義をなだめるために あなたを育て上げた、我が霊魂を悦ばせるために 育てて来た。 では怖れないでよい 我が子よ、御父はあなたに欠けているすべてゆえに、ご好意を見い出された。 あなたには、全く何の、功徳もない、しかしそのみじめさにもかかわらず 私は好意を示した、我が忠実と優しさは計り知れないからです。 もっと犠牲しなさい 我が子よ。 香とミルラよ! どれほど愛しているか! あなたの神、私にたいして熱心にさせ、我が律法に忠実とならせよう。 油で聖別しよう。 ああ 我が財産よ、私のうちに生きなさい そしてあなたのうちに生きるのを許してほしい! 私は決して抵抗したり、棄てたり、拒んだりしてはならない者です! いのちを吹き込む者です! あなたを全く捕らえさせ、抵抗を示さないように。 我が好意をもってあなたを満たしているであろう? 我が心の燃える炎であなたを 完全に焼き尽くしていよう? 天使たちと 我が集まりの中に生きる人びとを 紹介したであろう? 苦しみを容赦したことはなかろう、霊魂よ? それゆえ、あなたが今私を愛するのは当然です、身を屈め、私を拝むのは、霊魂よ、当然です。 我が霊魂を今や悦ばせ 聖なる生けにえのうちなる私を 拝領するのは当然です ♡ 来なさい・・・ 来なさい・・・ 近寄りなさい、あなたへの愛を時折り 耳に囁くのを許しなさい。 優しい慈しみを込めて愛撫させなさい。 我が祝福をもって愛撫させなさい、我が心に頭をもたれかけなさい。 あなたは私の石板だけでない、霊魂よ、我が心がいとおしみ 歌をうたいたいと望む 花嫁でもある。 私の声は甘美で 心は燃え立つ愛のかまど、そして我が薫りは淡く 魅力に満ちている。 あなたが唇を開き 私を求める言葉を口にする前にもう あなたのもとに飛んで来たのを見たであろう? 

   私の腕にその時、お触れになりました。

 

あなたは私にとって あざみの間に咲く花です、王たる私のために霊魂をすなどらせようと 海に網を擲(う)つように あなたを擲った。 まだこれを知らないなら、ヴァッスーラ 我が娘よ、今言っておく: 私の血の跡に従い ゆだねた十字架を担いなさい、若い頃から(*)あなたの探し求めていた印、我が血の跡に 従って来なさい。 私のもとに、私の腕の中 心の中に連れて来よう。 ああ ヴァッスーラ! 目の瞳のように あなたを護ろう。 我が心に特別愛された霊魂たちと ともにいる場所を与えようと あなたを穴底から引き上げた。 婚姻の床として我が十字架を分かち合うために あなたを娶り こうして永遠に私のものとした。 あなたの王 伴侶の前に目を伏せなさい、あなたの頭(こうべ)に手をのせて祝福し 額に私の甘美な溜息、我が優しい慈しみの息吹を 吹きかけるのを許しなさい ♡ 我が子よ、あらゆる心配から解き放たれているあなたを見たい、一刻も早く恵みを注ぎ、我が聖心のうちに 一刻も早く、永遠に隠そうと待っている、あなたはそこにまことの平安を見い出すであろう

 *子どもの頃、ゴルゴタへの道をイエスについて行き、十字架のもとで主のおそばにいる霊的直感(ヴィジョン)を見ました。