明るくされると心から喜ぶ

 

 

天界の秘義8993

 

 真理に対する純粋な情愛は善い用を目的としてそのためにまた生命[生活]のために信仰の諸真理そのものを知ろうと欲し切望すること。

 

しかし純粋でない真理に対する情愛は自己のために、かくて名誉を求めるために、利得を追求するために真理を欲し、また切望するのである。

 

後者は教会の教義的なものが真理であろうが真でなかろうが単に確認することに固執する。かれらは真理そのものについては暗黒にいる。なぜなら利得である世的な目的と名誉である身体的な目的のためにかれらは完全に盲目となるから。

 

しかし前者は、自分自身で考えはじめる年齢に達するまでは教会の教義的なものの中に留まっており、自分自身で考えはじめるときに、聖書を探求し、明るくされることを求めて主に祈願し、明るくされると心から喜ぶのである。

 

前者(純粋な情愛)はイスラエル人の娘、後者(純粋でない情愛)はイスラエル人の娘から出ている婢。

 

 

マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/天使館/P100

 

 わたしは大好きな聖書を、直接説明してもらって満足していますが、でもあなたに請け合いますが、人間的に言ってわたしはもうぼろぼろです。中味は空っぽで、絞り取られたような気分です。これほどのことがあった後では、わたしの中にはもう何一つありません。