罪を認めない
神の愛と知恵350
この二つの理由から、自然は創造によりその中に植え付けられている力により可視的な世界を生み出すのであると信じている者は赦されている。しかし自然を確認することによって自分自身を無神論者とした者は、もし欲したなら、神的なものを確認することが出来たのである
から、赦されはしない。無知は確認された誤謬を実際赦しはするが、しかし除きはしない、何故ならこうした誤謬は悪と結合し、かくて地獄と結合するから。従って神的なものを自然から分離するほどに自然を確認した者は何物をも罪として認めない、何故なら罪は凡て神的なものに反しており、この神的なものを彼らは分離し、斥けているからである。精神で何物をも罪として認めない者は、死後霊となると、地獄につながれるため、そのほしいままにした邪悪に向って突進する。