主と聖母との語り合い
聖母マリア/マリア・ヴァルトルタによるマドンナの生涯/上巻/天使館/P9
地上で彼女の子であったわたしの三十三年間に、わたしが母に言った言葉の数々は、わたし―聖体が彼女―聖体容器と交わした語り合いに比較すれば無きにひとしい。それでもあの言葉の数々は人間の知性がそれを知り、人間の唇が繰り返すには、あまりにも神的で、あまりにも清らかである。エルサレムの神殿の主の契約の箱があった至聖所には祭司だけが入れた。しかし天のエルサレムの神殿には、わたし、神のみが入り、そしてわたしだけがわたしの母至聖なる箱マリアの秘密を知っている。