主の住まい

 

 

ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/4巻P236

 

「我が娘よ、度々私は霊魂を選び、どのような敵も彼らの中に入ることができないように、彼を神的力で囲み、彼らの中に私の恒久的住まいを確立することを好む。私が選ぶこれらの住まいの中で、私はもっとも小さな世話をするために自分を低め、そこを浄め、すべてのとげを抜き去り、人間の本性が生み出した悪のすべてを破壊し、そこに、人が私の中に見いだす美しいものと善いもののすべてを植えつけるのである。こうして私の好みと状態に従ってこの住まいを用いることができるように、私の栄光と他の人たちの善のために、私の喜びとなるもっとも美しい庭を形作る。つまり、この霊魂たちはもはや自分のものを何も持たず、ただ私の住まいとして仕えるだけである、ということが言えるだろう。こういう私のわざを全て破壊するには、何が必要かを知っているか? それは、私の意志に反対するという行為である。もしあなたが私の意志に反抗するなら、これらのこと全てを行なうことになるのである。」

 

 

ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/4巻P242

 

 もし一人の王が小さなあばら屋に住みに行き、そこで人々に恵み、助け、お金などを分配して王としての役割を続けたとしても、誰かがそれを信じないとしたら、その人は愚か者である。もし王様であるなら、彼が宮殿で行なう善業を、小さなあばら屋でも行うことができる。それどころか人々は、小さなあばら屋とか貧弱なほったて小屋に住むことも意に介さない王様の善意を見て、もっと感心することだろう。つまりあなたの状態は、このようなものである。