マタイ23章

 

 

1.聖書

2.スウェーデンボルグ

3.ヴァッスーラ

 

 

 

1.聖書

 

 

マタイ23章

 

それから、イエスは群集と弟子たちにお話しになった。「律法学者たちやファリサイ派の人々は、モーセの座に着いている。 だから、彼らが言うことは、すべて行い、また守りなさい。しかし、彼らの行いは見倣ってはならない。言うだけで、実行しないからである。 彼らは背負いきれない重荷をまとめ、人の肩に載せるが、自分ではそれを動かすために、指一本貸そうともしない。そのすることは、すべて人に見せるためである。聖句の入った小箱を大きくしたり、衣服の房を長くしたりする。宴会では上座、会堂では上席に座ることを好み、また、広場で挨拶されたり、『先生』と呼ばれたりすることを好む。だが、あなたがたは『先生』と呼ばれてはならない。あなたがたの師は一人だけで、あとは皆兄弟なのだ。また、地上の者を『父』と呼んではならない。あなたがたの父は天の父おひとりだけだ。『教師』と呼ばれてもいけない。あなたがたの教師はキリスト一人だけである。あなたがたのうちでいちばん偉い人は、仕える者になりなさい。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。

 律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。人々の前で天の国を閉ざすからだ。自分が入らないばかりか、入ろうとする人をも入らせない。

 律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。改宗者を一人つくろうとして、海と陸を巡り歩くが、改宗者ができると、自分より倍も悪い地獄の子にしてしまうからだ。

 ものの見えない案内人、あなたたちは不幸だ。あなたたちは、『神殿にかけて誓えば、その誓いは無効である。だが、神殿の黄金にかけて誓えば、それは果さねばならない』と言う。愚かで、ものの見えない者たち、黄金と、黄金を清める神殿と、どちらが尊いか。また、『祭壇にかけて誓えば、その誓いは無効である。その上の供え物にかけて誓えば、それは果さねばならない』と言う。ものの見えない者たち、供え物と、供え物を清くする祭壇と、どちらが尊いか。祭壇にかけて誓う者は、祭壇とその上のすべてのものにかけて誓うのだ。神殿にかけて誓う者は、神殿とその中に住んでおられる方にかけて誓うのだ。天にかけて誓う者は、神の玉座とそれに座っておられる方にかけて誓うのだ。

 律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。薄荷、いのんど、ういきょうの十分の一は献げるが、律法の中で最も重要な正義、慈悲、誠実はないがしろにしているからだ。これこそ行うべきことである。もとより、十分の一の献げ物もないがしろにしてはならないが。 ものの見えない案内人、あなたたちはぶよ一匹さえも漉して除くが、らくだは飲み込んでいる。

 律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。杯や皿の外側はきれいにするが、内側は強欲と放縦で満ちているからだ。ものの見えないファリサイ派の人々、まず、杯の内側をきれいにせよ。そうすれば、外側もきれいになる。

 律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。白く塗った墓に似ているからだ。外側は美しく見えるが、内側は死者の骨やあらゆる汚れで満ちている。このようにあなたたちも、外側は人に正しいように見えながら、内側は偽善と不法で満ちている。

 律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。預言者の墓を建てたり、正しい人の記念碑を飾ったりしているからだ。そして、『もし先祖の時代に生きていても、預言者の血を流す側にはつかなかったであろう』などと言う。こうして、自分が預言者を殺した者たちの子孫であることを、自ら証明している。 先祖が始めた悪事の仕上げをしたらどうだ。 蛇よ、蝮の子らよ、どうしてあなたたちは地獄の罰を免れることができようか。だから、わたしは預言者、知者、学者をあなたたちに遣わすが、あなたたちはその中のある者を殺し、十字架につけ、ある者を会堂で鞭打ち、町から町へと追い回して迫害する。こうして、正しい人アベルの血から、あなたたちが聖所と祭壇の間で殺したバラキアの子ゼカルヤの血に至るまで、地上に流された正しい人の血はすべて、あなたたちにふりかかってくる。はっきり言っておく。これらのことの結果はすべて、今の時代の者たちにふりかかってくる。

 

「エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。 見よ、お前たちの家は見捨てられて荒れ果てる。言っておくが、お前たちは、『主の名によって来られる方に祝福があるように』と言うときまで、今から後、決してわたしを見ることがない。」

 

 

 

2.スウェーデンボルグ

 

 

天界と地獄505

 

 霊がその内部の状態にいる時、その人間が、世でいた時には、その者自身の中ではいかような性質を持っていたかが明らかに示される。世では内的には善にいた者はその時合理的にまた賢明に、実に世にいた時よりは賢明に行動する、なぜなら彼らは身体から解き放たれ、従って曖昧なものを生み、いわば雲のようなものを介在させた地的な物から解き放たれているからである。しかし世では悪にいた者はその時愚劣な、狂った、実に世にいた時よりも更に狂った振舞いをする、なぜなら彼は自由で、何ら拘束を受けないからである。なぜなら彼は世にいた時は、外の姿では正気であったが、それはそのことによって自分自身を合理的な人間として装ったためであるが、しかしその外の姿が取り去られると、彼の狂気が明らかにされるからである。外面では善良な人間を装っている邪悪な人間は、主の以下の御言葉のように、外側は輝き磨かれ、覆いを掛けられてはあるが、内には凡ゆる種類の汚物が隠されている器に譬えることが出来よう、「おまえらは白く塗った墓に似ている、外側は美しく見えるが、内側は死人の骨と汚物とで満ちている」(マタイ23・27)。

 

 

 

 

3.ヴァッスーラ

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/1巻P348

‘87・9・28

 

♡ ヴァッスーラ あなたには私が今でも印を与えており、これからも与えつづけるのを知っている、それはあなた方に私の名が知られるようになるためです。 あなた方皆に抱く私の愛が、あなたのうちに宿り ♡ こうしてあなたのうちに住まうために ♡ しかし私に捧げられた多くの霊魂たちは 人の前で私を否定した ♡

 

 

どのようにですか、主よ?

 

 

私の印を否定することによって彼らの神 私を否定している、人の前で私を否定する者は天使たちの前で否定されるであろうとは言わなかったか? あなた方に私の名を現しつづけるとは言わなかったか? ではどうして私があなた方のさ中にいて 殆ど尊ばれていない印や奇跡を与えるほどの 我が慈悲(いつくしみ)を疑うか、言わせてほしい 娘よ、この者たちは知識の鍵を奪ってしまった! 彼らは自分たち自身が中に入っても行かなければ、中に入って行きたいと願う人たちをも入らせていない!

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P75

‘93・12・28

 

言っておく、あなた方は精神を富ませ、知性を失ってしまった、自信と自己正当化は目を見えなくさせ 我が預言者たちから走り去らせたので 聞こえてもこない。 「もしわれわれが先祖の時代に生きていたならば、預言者の血を流した彼らに組するようなことはなかったであろう(*)」と宣言した人びとよ、どうしてあなた方は 先祖の列にそれほど加わりたがるのか。 そこで今度は 私が、我が王宮の間から預言者たちと選ばれた者たちを送り出した: あなた方を救うために。 言っておく、私に歯向かう羊飼いたちがいて この時代を砂漠にし 背教させている。 しかしあなた方は天からの印を 今でも脅迫としか受け取らない。 私は 天をマンナ(**)で満たし 地にしたたる朝露のように降らせて 全きもので口々を満たした、だがあなた方は身震いし 心で早急に判断を下す。

 

 

 *マタイ福音書23・30。   **神はご自分の聖霊について話しておられます。