そのとき、正しい人々はその父の国で太陽のように輝く
マタイ13・43
マタイ13・43
そのとき、正しい人々はその父の国で太陽のように輝く。耳のある者は聞きなさい。
ダニエル12・3
目覚めた人々は大空の光のように輝き
多くの者の救いとなった人々はとこしえの星と輝く
天界の秘義2531[3]
主の聖言の中には真理そのものが存在しているが、しかしその文字の意義の中には外なる礼拝の中にいる者たちの把握に適応した真理が存在しているに反し、その内意の中には内なる人である者たちに、すなわち、教義の方面と同時に生活の方面でも天使的な者である者たちに適応した真理が存在しているのである。その者たちの合理的なものはそこから明るくされて、その明るくされることが星と陽との輝きにたとえられているほどにもなっている(ダニエル12・3、マタイ13・43)。ここから、内的な諸真理が知られて、受け入れられることがいかに重要なことであるかが明らかである。これらの真理は実さい知られはするが、しかし主に対する愛をまたは主に対する信仰を持っている者たちを除いては、何人からも決して受け入れられはしない、なぜなら主は神的善であられるように、神的真理であられ、従って主は教義そのものであられるからである、なぜなら真の信仰の教義の内にあるものはことごとく主を目指しており、また天界の王国と教会とを目指しており、また天界と教会とのあらゆるものを目指しているからである。しかしこれらのものはことごとく主のものであって、媒介的な目的であり、それらを通して最後の目的が、すなわち、主が顧慮されている[目的とされている]のである。