もし片方の足があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい

マルコ9・45

 

 

 

マタイ18・8

 

もし片方の手か足があなたをつまずかせるなら、それを切って捨ててしまいなさい。両手両足がそろったまま永遠の火に投げ込まれるよりは、片手片足になっても命にあずかる方がよい。

 

 

マルコ9・45

 

もし片方の足があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい。両足がそろったままで地獄に投げ込まれるよりは、片足になっても命にあずかる方がよい。

 

 

天界の秘義4302[6]

 

 マルコ伝の主の御言葉の意味も類似している―

 

 もしあなたの足があなたをつまずかせるなら、それを切りおとしなさい、二つの足を持っていて、火のゲヘナの中へ消えぬ火の中へ投げこまれるよりは、足なえのままで生命に入る方が良い(マルコ9・45、マタイ18・8)。

 

もしつまずかせるなら、『切りおとされねばならない足』により、霊的なものに絶えずそれ自身を対立させている自然的なものが意味されており、もしそれが真理をそこなおうと企てるなら、それは破壊されなくてはならないことが意味されており、かくて自然的な人が同意しないで、思い止まらせようとするため、たとえ真理を否定していても、単純な善の中にいる方がまさっていることが意味されているのである(『足』は自然的なものであることは前の2162、3147、3761、3986、4280番に見ることができよう)。