麻痺

 

 

 

天界の秘義5723

 

幾人からの霊どもが私と共にいたが、彼らは胃に激しい圧迫を与えたため、私は殆ど生きることも出来ないように私自身には思えたのである。その圧迫は他の者たちのもとではその者たちを失神状態におとしいれたであろうほどにも凄まじいものであった。しかし彼らは遠ざけられ、遠ざけられると、それもすぐさま止んでしまった。このような霊どもは、身体の生命の中では、家にいてさえも、いかような仕事にも専念しないで、ただ快楽にのみふけり、更に、甚しい怠惰と不精な生活を送って、他の者を全くかえりみなかった者である、と私は話された。約言すれば、彼らは動物であって、人間ではなかったのである。このような者のスフィアは病人の手足や関節に麻痺を引き起こすのである。

 

 

 

 

結婚愛249

 

怠惰により心は愚鈍になり、身体は麻痺し、人間全体は凡ゆる生命的な愛に、特に結婚愛にーこの結婚愛からそれを泉として生命の活動と溌溂さとが流れ出ているが―無感覚になるからである。