弟子は師にまさるものではない
ルカ6・40
ルカ6・40
弟子は師にまさるものではない。しかし、だれでも、十分に修行を積めば、その師のようになれる。
マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/天使館/P211
神をますます収納するために自分を広げ膨らますこの能力、霊魂の庭を支配し、育てるこの一本の木、人が光の父を目指して自分を高めるほどに一筋の光から光の大海と化すこの永遠の太陽の光は、キリストの功績によって得られた恩寵を通して再−創造された人間を、その超創造、すなわち、イエズスと同一となることへと導く。彼の模範と在り方による新しい人間性、人間を理性を具えた被造物から、地上にいた時永遠の師が有していたものに、また、彼が、彼に忠実な者たちにもつようにと命じたものに出来る限り似るような仕方で考え、語り、行動する神化した被造物に変容させる新しい人間性をとることによって。『完全であるために、弟子はその師のごとくあれ』(ルカ6・40)