そして、モーセとすべての預言者から始めて、聖書全体にわたり、
御自分について書かれていることを説明された
ルカ24・27
1.聖書
2.スウェーデンボルグ
3.マリア・ワルトルタ
1.聖書
ルカ24・27
そして、モーセとすべての預言者から始めて、聖書全体にわたり、御自分について書かれていることを説明された。
ルカ24・44
イエスは言われた。「わたしについてモーセの律法と預言者の書と詩篇に書いてある事柄は、必ずすべて実現する。これこそ、まだあなたがたと一緒にいたころ、言っておいたことである。」そしてイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心の目を開いて、言われた。「次のように書いてある。『メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる』と。
2.スウェーデンボルグ
天界の秘義6752[4]
アブラハムはかれに言った、かれらにはモーセと予言者とがいます、かれらにはかれらに聞かせなさい。もしかれらがモーセと予言者とに聞かないなら、死人から甦る者があっても、説得されもしないでしょう(ルカ16・29、31)。
ここに『モーセと予言者』により、『律法と予言者』により意味されていることと同じことが、すなわち、歴史的な聖言と予言的な聖言が意味されており、そのことから『モーセ』は律法を、または歴史的な聖言を意味していることが明白である。さらに―
イエスはモーセから、また凡ての予言者から初められて、凡ゆる聖書の中で御自分にかかわる事柄を解釈された(ルカ24・27)。
わたしについて、モーセの律法に、予言者の書に、詩篇に記されている事柄はすべて成就されなくてはならない(ルカ4・44)。
ピリポは言った、わたしたちはモーセがその律法の中で記したイエスを見つけました(ヨハネ1・45)。
モーセはその律法の中でわたしたちに命じた(ヨハネ8・5)。
3.マリア・ワルトルタ
マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/天使館/P91
イエズスは言われる。
「(中略)
モーセの時代からわたしは、わたしに対して赦しがたい罪を犯した人々をひどい病気によって罰した。モーセの姉マリアは、わたしのしもべモーセについて悪口を言ったので、その身体は癩に覆われた。彼らの神について悪口を言う人々が同じような、いやそれどころかもっと重い病気にかからぬはずがあろうか? 癩であれ、神に対する、また、神の感嘆すべき作品であるあなたたちに対するあなたたちの罪がますます広がったために、ますます伝播する。(後略)」