もしこの人たちが黙れば、石が叫びだす

 

 

ルカ19・37−44

 

イエスがオリーブ山の下り坂にさしかかられたとき、弟子の群れはこぞって、自分の見たあらゆる奇跡のことで喜び、声高らかに神を賛美し始めた。

「主の名によって来られる方、王に、

祝福があるように。

天には平和、

いと高きところには栄光。」

すると、ファリサイ派のある人々が、群集の中からイエスに向って、「先生、お弟子たちを叱ってください」と言った。イエスはお答えになった。「言っておくが、もしこの人たちが黙れば、石が叫びだす。」

エルサレムに近づき、都が見えたとき、イエスはその都のために泣いて、言われた。「もしこの日に、お前も平和への道をわきまえていたなら……。しかし今は、それがお前には見えない。やがて時が来て、敵が周りに堡塁を築き、お前を取り巻いて四方から攻め寄せ、お前とそこにいるお前の子らを地にたたきつけ、お前の中の石を残らず崩してしまうだろう。それは、神の訪れてくださる時をわきまえなかったからである。」

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/5巻P141

‘91・6・13

(聖母)

 

♡ たとえ嘲られ 神が今日与えておられる不思議を信じるのを 拒まれても 恐れないように、私はこう言います:もし彼らが黙れば石が叫ぶであろうと(*)。

 

 *人間が聖霊を窒息させようとすると、イエスとマリアの像が血の涙を流されるのは、神からの一つの表明なのです。(ルカ福音書19・40)

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/5巻P148

‘91・6・27

 

あなたはその間断ない否認によって 私を挑発した・・・私の嘆きを 石に現さないでいられようか? あなたは 私の初穂が我が霊を認知するのを 禁止する、それゆえこう言っておく:彼らが黙っていても 石が私の嘆き(*)を叫ぼう(**)。 エルサレムについて かつて言ったことを 今も悲しみを込めて言う: 「我が平和のメッセージの壮麗さを あなたもまた理解さえしてくれていたなら! しかし、悲しいかな、あなたの眼にそれは覆われている!」 皆に祝福を 次から次へと注いでいる聖霊の壮麗さが あなたもまた 分かりさえしたなら・・・しかし、悲しいかな、御父が私の名によって送られ、私が与えたすべての真理を教え 思い出させておられる擁護者、聖霊を あなたは見ようとも 聞こうともしない ♡ この世の君があなた自身を破滅させようと あなたの自由を利用しているがゆえ。

 

*イエスとマリアの像が涙を流すという神的な現れ。  **ルカ福音書19・39