なんと幸いなことでしょう、
あなたを宿した胎、あなたが吸った乳房は
ルカ11・27
ルカ11・27−28
イエスがこれらのことを話しておられると、ある女が群集の中から声高らかに言った。「なんと幸いなことでしょう、あなたを宿した胎、あなたが吸った乳房は。」しかし、イエスは言われた。「むしろ、幸いなのは神の言葉を聞き、それを守る人である。」
天界の秘義6432[8]
ルカ伝には―
ある一人の女が人々の中からその声を上げて、イエスについて言った、あなたを生んだ胎とあなたが吸った胸とは何と祝福されていることでしょう。が、イエスは言われた、否、むしろ、神の聖言を聞いて、それを守る者は何と祝福されていることでしょう(11・27、28)。
主の答えから『祝福された胎』により、また『胸』により意味されていることが明らかである、すなわち、神の聖言を聞いて、それを守る人たちが意味されており、かくて神の聖言を聞く者たちの持っている真理の情愛と、それを守り、または実行する者たちの持っている善の情愛が意味されているのである。