イエスのなさったことは、
このほかにも、まだたくさんある
(ヨハネ21・25)
ヨハネ20・30−31
このほかにも、イエスは弟子たちの前で、多くのしるしをなさったが、それはこの書物に書かれていない。これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである。
ヨハネ21・25
イエスのなさったことは、このほかにも、まだたくさんある。わたしは思う。その一つ一つを書くならば、世界もその書かれた書物を収めきれないであろう。
天使館/天使のたより第6号P21/マリア・ヴァルトルタ/私に啓示された福音/652
ある人びとは、本作品を読んで異議を唱えるでしょう、『イエズスがローマ人やギリシャ人と接触したことは福音書からは明白ではないから、わたしたちはこれらのページを拒否する』と。沈黙の厚い垂れ幕の背後からやっと透けて見えたり、あるいはヘブライ人の砕けない心性(メンタリティ)のために彼らが認可しない挿話を福音史家たちが外したりして、福音書からは明らかになっていないことが幾らでもあります。あなたたちは、わたしがしたことを全部知っているとでも思い込んでいるのですか?
まことにあなたたちに言いますが、わたしの公生活についてのこの解説を読み、受け入れた後でさえも、あなたたちはわたしに関するすべてを知ってはいません。もし、あなたたちに伝えるため、小さなヨハネにすべてをわからせようとしたら、わたしの任務中の全日と、その日々になした個々のすべての行動を記録するという労苦を負わせ、わたしは彼女を殺していたでしょう! 『イエズスの行われたことは、このほかにもたくさんある。その一つ一つを書き記すなら、世界さえも、その書かれた本を納めきれないであろうと、わたしは思う』とヨハネは言っています(ヨハネ福音書あとがき、21・25)。
誇張法は別として、まことにわたしは言うが、わたしの個々の活動、わたしの特別講義、一霊魂を救うためにしたわたしの償いと念祷をすべて書かねばならないとしたら、わたしのことを書いた書物を収納するためにあなたたちの図書館、それも最大の図書館の大きな書庫が必要となるでしょう。あなたたちに言っておくが、わたしの書物のために、わたしについて知ること僅かで、ほとんど常に好色と異端の、あなたたちの心を奪うあの汚い多くの印刷物、ほこりまみれの毒をもつ多くの空しい知識に火を放つほうが、あなたたちにとって遥かに役立つだろう。
マリア・ワルトルタ/復活/P205
「そして私たちは、あなたのすべての行いを話し、それに書くべきでしょうか?」
「・・・もう言った事であるが、聖霊がその折々に話してよい事、あるいは黙す事について、あなたたちを導くであろう。あなたたちは見たであろう。私は奇跡を行っていた時にベルゼブルと言われた。そして今、私がこんなにも超自然的に行ったと知ったら、何を言うだろうか? 私は尚更に冒涜されるであろう。そしてあなたたちはその時期の前に迫害されるであろう。そうであれば、話すべき時に至るまで黙っていた方がよい」
「けれどもその時が、証人である私たちが死んでいる時であれば、どうすればよいでしょうか?」
「私の教会では、何時でも司祭たち、預言者たち、諸聖者たちによって、神感されている奇跡があるであろう。すなわち、すべての人々が望んでいる勝利の教会は、教える教会を独りぼっちでおかず、また教える教会は戦う教会も教えるだろう。それは幾つものグループではなく、一つのものである。互に別れたものではなく、愛と目的の一致を見るべきである。
マリア・ワルトルタ/復活/P54
「信じる者としてのあなたの光で、彼を改めさせなさい。・・・それでは、私は行く。なお、私のこと、私の言った事も、私の母以外にはだれにも話さないように。神のことばには、それを告げる正しい時があるのだから」
イエズスは輝きを放って微笑し、その輝きの中で姿を消す。
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/2巻P243
‘88・6・20
分かった、では私の言葉に耳を澄まし 花を咲かせなさい、香のようなあまい薫りを放ち、四方に薫りをひろげなさい、私のすべてのわざによって 主なる私を祝福しなさい、我が名は偉大と宣言し、その摂理的みわざがいかに素晴らしいかを伝えなさい、私の秩序はすべてすみやかに実現する、裁く心でこう言わないように教えなさい、「これはなんだ? どうしてそうなのか?」 すべては時機が来れば解き明かされよう ♡ 彼らがこう言うのを学ぶように、「主の御わざはすべて良い」と、しかるべき時に必要なものは全て与える、こう言ってはならない、「あのほうが これよりは増しだ」と、すべては時機に叶って その値打ちを現す。 そこで今はもう歓喜しているように、あなた方の神である私を祝福しなさい と言う ♡ 皆を愛している! ♡♡♡ 私と一つになっているように、私を感じ、識別し あとに付いて来なさい
はい 主よ。 ♡
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/3巻P265
‘89・9・26
わが主よ?
私です。 決して疑ってはならない ♡ 覚えておくように、多くの扉の鍵を握っているのは私 ♡ それぞれ時が来たら、次々と開けて行こう、分かったか 我が子よ? 心配は要らない、あせらなくてよい、私、主は、ふさわしい時に すべてを明かす ♡
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/5巻P66
‘91・2・4
最愛の霊魂よ、忍耐しなさい、時宜にかなったなら すべてを明かそう、そう、すべてには時がある ♡
ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P98
‘00・4・28
神は 私に知識を拒まれません、むしろ面と向って、単純な言葉で話しかけられます、そしてお声は 耳もとに楽の音と響き、荘厳に力強くご自分の思いを語られ、知性を照らして 金言の秘められた意味を分からせて下さいます そして悦び ほほ笑みながら 私たちの目には隠されていた 聖書の中の謎めいた言葉を解かれるのです。
そう、主のなさる全てには それにふさわしい時があります。 主なるわが神はその神聖な口づけで私を封印されました、ご自分たちの十全な神性のうちに私をさらに引き入れるため 私の霊魂に聖なる三位一体の印を押されて、封印されました。
第三章
福音書
アグレダのマリア/神の都市/P318〜323
いつも書きますように、私は聖母のなさったあまりにもたくさんのことを全部書き記すことはできません。福音書の成立にあたり、聖母が取り計らって下さったこと、福音書に記されるべきあらゆる神秘について聖母は良く知っておられたことは特筆に値します。この知識を聖母は何度も頂きましたが、特に御子の御昇天の時に頂きました。その日以来、聖母は何度も主の御前に平伏し、使徒たちや福音史家たちに神の光を与え、時期が熟した時、書くことを命令して下さるようにお願いしました。