インマヌエル
1.聖書
2.サンダー・シング
3.聖母から司祭へ
1.聖書
イザヤ7・14
それゆえ、わたしの主が御自らあなたたちにしるしを与えられる。
見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み
その名をインマヌエルと呼ぶ。
イザヤ8・8
ユダにみなぎり、首に達し、溢れ、押し流す。
その広げた翼は
インマヌエルよ、あなたの国土を覆い尽す。
マタイ1・23
「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる。」
この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。
2.サンダー・シング
サンダー・シング/聖なる導きインド永遠の書/P198
あるとき、一人の母親が庭園の深いヤブの中に隠れていると、彼女の幼な児が行く先々で泣きながら、母を捜し歩いた。庭園をすべて回っても母をみつけることができなかった。そこへ、召使いがきていった。『坊ちゃん、泣くことはありません。木になったマンゴーの実をみてごらんなさい。また、お庭にある沢山の可愛らしい花を。おいでなさい。少し採ってさしあげましょう』。だが、子供は泣いていった。『やだ、やだ、お母さんでなければ。お母さんのくれる食物は、どんなマンゴーの実なんかより美味しいんだ。お母さんはどんな花よりも素適なんだ。それに、この庭にあるものが皆ぼくのものだっていうことは、わかっているだろう。お母さんのものは皆ぼくのものだから。お母さんでなきゃ、いやだ』。ヤブに隠れていた母は、これをきくと駆け寄ってきて子供を抱き締め、何度も接吻をした。
こうして、庭園は子供にとって楽園となった。そのように、魅惑的で美しいものに満ちたこの世界という大きな庭園の中にいるわたしの子供たちもまた、わたしをみつけるまでは真の歓びを知ることはない。わたしは彼らといつまでも共にいるインマヌエルである。わたしは、わたし自身を彼らに知らしめる。
3.聖母から司祭へ
聖母から司祭へ1983.3.25
人類をおびやかしている致命的な危険をみて、ひじょうに悩んでいる母の叫びをもって、わたしは全人類に言いたいのです。
「来られるキリストに戸を開きなさい。キリストだけが、あなたがたとともにおられる神です。かれだけが、あなたがたのあがない主です。あれだけが、あなたがたの救い主です。」