ゴモラ
新共同訳聖書コンコルダンスP391
ゴモラ・・・ヨルダン低地の町、ソドムとともに滅ぶ
天界の秘義1212
「ソドム、ゴモラ、アデマ、ゼボイムにきて、レシャにさえもたっした」。これらはその知識の終局となっている誤謬と悪とを意味していることは聖言の歴史的な部分と予言的な部分におけるその言葉の意義から認めることができよう。全般的に誤謬には二つの起源があり、一つは自己と世を求める愛にぞくした欲念であり、他は理論を通して働く知識 (cogniotines
et scientifika) であり、このようにして発生してくる誤謬が諸真理を制圧しようとするとき、その誤謬が『ソドムとゴモラとアデマとゼボイム』により意味されるのである。誤謬と誤謬から発した悪とが内なる礼拝を欠いた外なる礼拝の境界であることはたれでも認めることができよう。こうした礼拝には死んだもの以外には何ものもない、それでこうした礼拝の中にいる人間は何処に身を向けても、誤謬に陥るのである。かれを真理の道に導き、そこに留めておく内的なものは一つとしてなく、ただ外なるもののみがあって、それがかれを欲念と幻想とに導かれるままに何処へなりと連れ去って行くのである。ソドムとゴモラとアデマとゼボイムは聖言の歴史的な部分にも記されているため、その各々のものによりとくに意味されていることは主の神的慈悲の下にそこに説明されるであろう。
天界の秘義2220
『ソドム』は自己愛から発したあらゆる悪を全般的に意味しており、『ゴモラ』はそこから発した誤謬を意味