ダッタン

 

 

 

真の基督教266

 

これらの引用はイスラエルの聖言に先立って、古代の聖言が世界に、特にアジアに存在したことを示している。この聖言は当時生活していた天界の天使たちの間に保存され、現今、大韃靼の人々の間に存在していることは、本章の終わりの第三の「記憶すべき事」の中に見ることが出来よう。

 

 

 

真の基督教279(3)

 

 私は七年前、モーゼが「エホバの戦争の記」と「宣言者」と呼ばれる二書から民数記略21章に書き移したものを集めていると、或る天使たちが来たって、私にそれらの書物は古代の聖言であり、歴史的な部分はエホバの戦争の記であり、預言的な部分は宣言であると語った。(中略)

 

イスラエルの聖言以前にアジアに存在していたその古代の聖言は今も大韃靼の人々の間に保存されている。私は霊界でかの国から来た霊と天使たちと話しを交えた。彼らは自分たちは最古の時代から聖言を持っており、今も尚持っている、自分たちは純粋な相応から成っているこの聖言に応じ神的礼拝を行った事を私に告げた。(中略)彼らは、更に、その国には支那人以外の如何なる外国人をも入れる事を許さない、支那人が彼らと友好関係にあるのは、志那の皇帝は彼らの国の出身であるからであると私に語り、また彼らの国には他の何れの国よりも多く人が住まっていると信じていると彼らは語った。これは支那人が彼らを防ぐために前に建設した城壁の非常な長さによって信ずべきこととされている。天使たちは、その古代の聖言は創世記の最初の十一章を含んでおり、それらは、モーゼによってそこから転写されたものであると私に告げた。大韃靼から来た天使たちと霊は東南の地方を占めている。彼らは他から離れて高台に住まっており、基督教世界から来た者は一人としてそこに入ることは許されない。若し、何人かがそこに登るならば、彼らは拒んで、彼を追い返してしまう。彼らがかく他から隔たって住まっているのは、異なった聖言を持っているからである。

 

 

 

啓示による黙示録解説11

 

アジアに在るところの・・・聖言から発した真理の光の中にいる者たち凡て。

 

聖言から発している真理の光の中にいる者たちが「アジア」により意味されている理由は、最古代教会が、その後では、古代教会が、その次にはイスラエル教会がアジアに在ったためであり、また古代聖言が、後にはイスラエルの聖言が彼らのもとに在って、真理の光は凡て聖言から発しているためである。アジアの世界に古代の諸教会が在って、彼らは後には失われてしまった聖言を持っていたこと、また最後には今日でも現存している聖言を持っていたことについては「聖書にかかわる新しいエルサレムの教義」(101−103)を参照。

 

イスラエルの聖言以前にアジアに存在したこの古代聖言については、以下のニュースを述べておくことが適当である、即ち、それは今も大ダッタン地帯(Great Tartary)にいる人たちの間に保存されているのである。私はそこから来た霊たちと天使たちと霊界で話したのであるが、彼らは自分たちは一種の聖言を持っていて、それは全く相応したものから成り立っている、と言ったのである。彼らは、それにはまたヨシュア記(10・12、13)とサムエル記後書(1・17、18)に記されているヤシャルの書が含まれていると言い、また自分たちのもとにはモーセの記した書物、例えば民数記略(21・14、15、27−30)のエホバの戦いと予言的なものが在るとも言った。(中略)、支那にそれを(古代聖言を)探してみられよ、恐らくあなた方はそれをそこでダッタン人の間に見つけられるであろう。

 

 

 

支那に近接したダッタン―小ダッタン―の住民について

霊界日記6077