天界の秘義1686

 

「四人の王は五人の王と」。これは最後に名を記されているものの結合と最初に名を記されている者の分離とを意味していることは『四』と『五』との意義から認めることができよう。『四』は、それが対のものから成っているため、結合を意味しているが、同じくまた二も(720番にもまた述べたように)それが事柄の結婚にかかわりを持っているときは結合を意味しているのである。しかし『五』は(649番に示したように)僅少なものを意味しているため、分離を意味している。凡ゆるものの意義はそのものがそれについて述べられていえる主題に応じているのである。

 

 

天界の秘義5194

 

『二』は連結を意味していることは、霊界の、引いては自然的の凡ゆる物は全般的にも個別的にも、二つのものに、すなわち、善と真理とに関連しており、すなわち、働きかけ、流れ入るものとしての善と、働きかけられて、受け入れるものとしての真理に関連しているためであり、凡ての物はこの二つのものに関連し、そしてその二つのものは一種の結婚の映像によって一つのものとなっていないかぎり、何ものも生み出されないため、それで連結は『二』により意味されているのである。