―+― きかんしゃトーマス ―+― 1才8ヵ月のとき、にょん君にマイブームが来た。 かの有名な「機関車トーマス」である。 事の発端は、実家にあった機関車トーマスのビデオを見たことから始まる。 このころテレビの内容を観察するようになったにょんは、テレビに出ていたものが目の前に出現すると大なり小なり反応するようになっていた。 だから、実家で発掘された機関車トーマスの電車を見つけたにょんは瞬く間にその虜になった。 今までおもちゃに関心を示しても10分〜15分が限界だった彼が、30分もトーマスで遊ぶようになったのだ。 しかも、お出かけするときは「げんき」の雑誌のふろくについていた蛍光色黄色のワンワンの手提げ袋に トーマスを入れ、手にぶら下げて歩く。 私はすごいと思った。 何をかと言うと、テレビの与えるおもちゃへの影響力を。 である。 (と言うか、テレビの与える個人への影響力を見せ付けられた気分だった。) | ||||
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