シェル変数の設定/解除
設定 | % set シェル変数名 設定値 |
解除 | % unset シェル変数名 |
01. autolist
tcsh変数。ファイル名の補完時に候補が複数あれば表示します。
普通は複数候補があるときにTABキーを押すとBEEP音がなるだけだが、
autolistがセットしてあると候補を表示する
% set autolist
02. autologout
一定時間入力がないと、自動的にログアウトします。
csh、tcsh は一定時間入力がないと、自動的にログアウトしてしまいま
すが、次の設定をすると、どれだけ時間が経とうとログアウトしなくな
ります。
% unset autologout
03. pwd
環境変数 PWD と同じです。
04. echo_style
echo での改行の処理を設定します。
echo で改行させない
% set echo_style=bsd
% echo -n (FreeBSDなどBSD系)
05. edit
ヒストリの後方検索を行います。
ヒストリのサーチを行う。デフォルトはサーチ機能がOFFになっていま
すが、次の設定で、Ctrl-Rでヒストリの後方検索を実行できます。
% set edit
06. fignore
ファイル名の補完時に候補から外すファイル名を設定します。
*.o、*~、*.log、*.auxというファイルを補完候補から外したい場合
% set fignore = (.o \~ .aux .log)
07. gid
グループID。グループ名は内部では数字に置き換えられて扱われます。
08. group
環境変数GROUPと同じです。
09. home
環境変数HOMEと同じです。
10. history
ヒストリに保存するコマンドの最大数を指定します。
過去の実行コマンドを100個まで保存させるには、次のように設定。
%set history = 100
11. ignoreeof
tcsh変数。Ctrl-D の制御をします。
% set ignoreeof ... Ctrl-D でログアウト(デフォルト)
% unset ignoreeof ... Ctrl-D でログアウトしない
12. notify
ジョブの終了をすぐに知らせます。
デフォルトの場合、バックグラウンドジョブが終了すると
% command &
(十分に時間が経った後でリターンを押す)
[1] Done command
というふうに、プロンプトが表示される時点まで、ジョブの終了が
表示されません。
% set notifyとすると、% set notify
13. mail
メールが配送されるファイル名(メールスプール)を設定します。
メールが配送されると、メールスプールへ届いたメールを追加してい
きます。普通、メールスプール名は「/var/mail/ログインネーム」
や、「/var/spool/mail/ログインネーム」などが使われます。
14. path
環境変数PATHと同じです。
15. nobeep
ファイルの補完に失敗したときにBEEP音を鳴らさない
16. prompt
プロンプトを設定します。
% set prompt="san > "
san > ...
% set prompt="`hostname -s`-\>$USER:{\!} "
host->usr1:{20}
17. prompt2
サブプロンプトを設定します。
例えば
% set prompt2=?
% while (1) (リターン)
?...
のように、プロンプトとして prompt2 が使われます。
18. uid
ユーザID。ログインネームは内部では数字に置換されて扱われます。
19. user
環境変数USERと同じです。