1. ファイル関連のコマンド
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 1.chmod

chmod *** [ファイル] [ディレクトリ]    … ファイルの属性を変更します。


chmod 記述例
% chmod 755 file % chmod 666 file % chmod 644 file % chmod 755 *.pl % chmod +x file % chmod go-w file % chmod a-x file 絶対方式  他人(所有者以外)にも実行できる権利をつけます  他人にも書き換える事ができるようにします  他人からのアクセスは参照だけにします  同じ拡張子のファイルを変更します 相対方式  file の実行属性をONにする  file のグループとその他のユーザの書き込み属性をOFFにする  file の全員の実行属性をOFFにする(chmod ugo-x fileと同じ)

  ※そのファイルの所有者しかパーミッションを変更できません。



パーミッションの指定方法

 *** 絶対方式 : 8 進数の数字によって指定します。
    そのファイル・ディレクトリに持たせたい属性を足し合わせます。
400 所有者が読み込める 200 所有者が書き込める 100 所有者が実行できる 040 groupに属するユーザが読み込める 020 groupに属するユーザが書き込める 010 groupに属するユーザが実行できる 004 その他のユーザが読み込める 002 その他のユーザが書き込める 001 その他のユーザが実行できる
 *** 相対方式 : 次の3種類のキーワードで指定します。
u,g,o,a 所有者・グループに属するユーザ・その他のユーザ、全員 r,w,x 読み込み属性・書き込み属性・実行属性 +/- 属性をON/OFF
パーミッションの確認方法

 全てのファイルにはパーミッションという属性があり、現在のパーミッションは ls -l で調べることができます。
% ls -l sample.dat -rwxr-xr-- 1 user group 402 May 30 2002 file.txt

「rwxr-xr--」がパーミッションです。  (その前の「-」はファイルタイプで、d のときはディレクトリを意味します) 読み方は、まずパーミッションの表示を3文字ごとに区切ると、 「rwx」「r-x」「r--」となります。 1番目の区切り(rwx)はファイル所有者(user)にとってのパーミッション 2番目の区切り(r-x)はファイル所有グループ(group)にとってのパーミッション 3番目の区切り(r--)はそれ以外のユーザ(other)にとってのパーミッション 「r」は読み込み可能、「w」は書き込み可能属性、「x」は実行可能属性
Web 関連の指定例 等

chmod 751 ディレクトリ名 … 通常のディレクトリは第三者実行許可のみ chmod 755 ファイル名 … CGI などの実行が必要なファイル chmod 666 ファイル名 … 書き込みが必要なアクセスカウンターのファイル chmod 777 ディレクトリ名 … 掲示板のように、随時新規ファイルを作成する場合 ※FTPソフトによって、転送時又は転送後に保護モードを設定できるものがあります。  但し、サーバ設定やユーザ権限によっては使用できない場合があります。   quote site chmod *** ファイル名



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