Perlの説明　　　　　 1.デバッグ　　 2.デバッグオプション

　　１２. デバッグ について説明します。


　1.デバッグ

解析エラーがあると、処理は中断して、そのエラー箇所が表示されます。その箇所を修正して、再実行します。
尚、line 番号が表示されるので、エディターには line 表示機能のあるものを使用します。

記述　例
#!/usr/local/bin/perl $i = 123; print "$i\n" $i = + 2; prit "$i\n"; #line1 #line2 #line3 #line4 #line5
実行　例
Scalar found where operator expected at C:\hensu.pl line 4, near "$i" (Missing semicolon on previous line?) String found where operator expected at C:\hensu.pl line 5, near "prit "$i\n"" (Do you need to predeclare prit?) syntax error at C:\hensu.pl line 4, near "$i " Execution of C:\hensu.pl aborted due to compilation errors. line 4 と line 5 にエラーがある line 4の前の行の文の最後にセミコロンがない line 5の prit 意味不明　⇒　print に修正
よく間違えるケース

文の終わりに ; (セミコロン) が無い。
コメントの前に # が無い。
"...", {...}, '...' の対応関係が正しくない。
*漢字、ひらがなを使うとき、EUC コードになっていない。
print "a","b"; で "a" と "b" の間にコンマ , がない。
elsif(正) が elseif(誤) になっている。
配列 @a の要素が $a[1](正) でなく @a[1](誤)になっている。
特殊記号を印刷するとき \ をつけていない。
*主プログラムの先頭に #!/usr/local/bin/perl がない。
require する file の最後に 1; がない。
行入力したデータの改行 \n を chop しないで文字列として使用した。
エラーがなくなっても、正しい結果になっていないときは、関連する変数を プリントしてみます。大量に表示されるなら、デバッグ用ファイルに書き込 んで調べる手もあります。( * は Windows では OK )


　2.デバッグオプション


・実行時のオプションとして、様々な機能があります。デバッグオプションについてだけ
　いくつか触れます。オプションは、#!/usr/local/bin/perl のあとの - に続けて指定します。


記述　例
#!/usr/local/bin/perl -c スクリプトの文法をチェック

・オプション c はperl にスクリプトの文法をチェックさせた後、 　スクリプトを実行せずに終了します。 ・オプション d はperl に、スクリプトがデバッギングモニタの 　もとで実行されます。そうすると、最初の実行可能な文の前で 　停止し ます。その状態では次のようなコマンドが使えます。 h ヘルプメッセージを表示します。 s シングル・ステップ。別のステートメントの直前まで実行 q or ^D デバッガを終了します。 などです。他にたくさんのコマンドがありますが省略します。 main::(C:\hensu.pl:2): print 'test1'; ←　最初の文 DB<1> s


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