Perlの説明　　　　　 1.代入　　 2.結合　　 3.配列

　３. 代入､結合､配列について説明します。

　数値･文字･変数の代入、文字列演算、文字･変数の結合、文字の数値演算および配列･連想配列があります。


　1.代入

・他の言語のように、初期化と代入の区別はありません。


数値の代入
$i = 10; $J = -4; $k = 5.2; # 10 を代入 # -4 を代入 # 5.2 を代入
文字の代入
$x = 'ABC'; $y = "D E F"; $z = "住　所"; # ABC を代入 # D E F を代入 # 住　所 を代入
変数の代入
$p = $i; $z = "x = $k"; $z = "$x$y"; $a = "${x}kg"; # $i の内容を代入 # 変数 z に x = 5.2 を代入 # 変数 z に ABCD E F を代入 # 5.2kg を代入 ｛ ｝をつけて変数名と区別


・文字列演算


文字列演算
$a = "00005"; $a = $a + 0; $a = "123" x 3; # 00005 を代入 # $a は 5 になる(ゼロサプレス) # $a は 123123123 になる


　2.結合


・文字列の結合はピリオドを使います。

文字列の結合
$a = 'ABC'; $b = '123'; $c = $a . $b; $d .= 'X'; # ABC を代入 # 123 を代入 # ２つの変数を結合して、変数c に代入 # $d = $d . 'X' と同じ。
print $c . "\n"; print 'ABC' . 123 . "\n"; print 'ABC' . $c . "\n"; print $a.$b."\n"; # ABC123 を表示 # ABC123 を表示 # ABCABC123 が表示 # ABC123 を表示、間にブランクなしでもOK
変数の結合
print "$a$b\n"; print "$a$b'456'\n"; # ABC123 を表示、"" 内なら変数を並べれる # ABC123'456' を表示


・文字の数値演算


数値として演算されるとき
$a1="123" + 0; $a2=" 123" * 1; $a3="12.3abcd" * 1; $a4="abcd" * 1; $a5="abcd123" * 1; $a6="1abcd123" * 1; $a7=" 12" * 3; # $a1　は　123　 # $a2　は　123　先頭のブランクはサプレス # $a3　は　123　 # $a4　は　0　　始まる数値がないので # $a5　は　0　　始まる数値がないので # $a6　は　1　　 # $a7　は　36　　


　3.配列


・配列変数の配列名は変数名の命名規則と同じです。添字は 0 から始まります。配列名の先頭には@をつけます。$aと@aは値が違います。

配列の代入
@a = (1,2,3,4,5); print "@a\n"; $a[2] = "dog"; $a[4] = 7; print "@a\n"; $i = @a; $j = $#a; print "$i - $j\n"; @b = (@a,@a); # 配列の初期設定 # 1 2 3 4 5 を表示 # 3 番目を dog に # 5 番目を 7 に # 1 2 dog 4 7 を表示 # $i=配列要素数,$j=最後の要素位置 # 5 - 4 を表示。 # @b = (1,2,dog,4,7,1,2,dog,4,7);
同時に複数の要素を扱う(スライス)
@a = (); @a[0..1] = ("xxx", "yyy", 100); @a = ("xxx", "yyy", 100); # 配列 a の初期化 # 要素0〜2番目に xxx yyy 100を代入 # 同上


・連想配列

　"Jan"に対して"01"が"Oct"に対して"10"というようにキー (key:要素名) と値 (value:要素値) が対になって記憶(連想)される配列です。

　配列全体を参照する場合は頭に % を付け，要素値 (value) の参照は aray { key } です。

記述　例
%m = ("Jan","01","Feb","02","Mar","03", "Apr","04","May","05","Jun","06", "Jul","07","Aug","08","Sep","09", "Oct","10","Nov","11","Dec","12"); $mon = $m{'Mar'};　　print "$mon\n"; # 連想配列の代入 # Mar から連想される03を表示
記述　例
%c{"iro"} = "RED"; %c{"kazu"} = 100; $c{"iro"} = "BLUE"; @a = %c; print "@a\n"; $key = "iro";　　$value = "BLUE"; $new{$key} = $value; # %c=("iro","RED","kazu",100); # RED が BLUE に変更 # 連想配列 c を配列 a 代入 # iro BLUE kazu 100 を表示 # # $d{"iro"} = "BLUE"; と同じ
配列を変数に
($v1,$v2,$v3,$v4) = @a; ($v1,$v2,$v3,$v4) = %c; # 配列をそれぞれの変数に # 連想配列をそれぞれの変数に


※配列の処理で、便利な関数があります、左フレームの関数を参照してください。


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