☆彡 2001 しし座流星群 ☆彡



 やってきましたしし座流星群!!
子供の頃、しし座流星群の話しを見聞きし、「いずれはこんなのが見たい!!」

以降、1772年のジャコビニ、1998年のしし座というチャンスはありましたが
いずれも期待外れ、一生「流星雨」にはお目にかかれないと思っていましたが、
アッシャー/マクノート理論によると2001年日本に来る!!という予想。
それがいよいよ現実になり
ました。
流星雨当日の模様を綴りましたので、まあ読んでやって下さい。



2001年10月〜11月上旬
    この頃、東京出張の度に天文ショップへ足を運ぶ。桐灰カイロをカメラ台数分ゲット、
    あと、WATECのCCDカメラ・・・不景気のため断念。(T_T)

2001年11月11日
    オール1の日。なんか縁起良さそう。という訳で、フィルム、使い捨てカイロ等、小物を買い込む。

2001年11月12〜17日
   ・ML、HPでの情報収集。当日の天気予報に一喜一憂。最終的には東海地方は良好。
    遠征は不要、奥三河方面で見ることにする。
    なお、細かい場所は何カ所かピックアップし、当日勝負。
   ・この一週間、会社で「19日は休み」を連呼。
    (よく考えたら、有給って1998年のしし群以来だったりして)

2001年11月17/18日
    午前2時に起き、近所で1hほど見物。5個程度確認。

2001年11月18/19日
    ・なんと、この地方は快晴!!!(^0^)
     15時、自宅出発。途中で食料を買い込み、17時頃、津具村に到着。
     ここで、
     案1:茶臼山方面→人が多い→車のヘッドライトを浴びる→×
     案2:津具グリーンパークで観望会に参加→写真撮る環境ではなさそう→×
     案3:平谷、浪合方面→まだ時間があるので行ける!!
     という事で、長野県に入る

    ・平谷、浪合方面、国道153号線沿いに脇道を探索。決定的な場所が見当たらず。
     さらに北上し、あららぎ高原駐車場へ。北へ行きすぎたせいか、飯田方面の光害が
     気になるものの視界はまずまず、今の所他に誰もいない。
     ここで流星雨を待つことに。 ワクワク "(((o(^。^"")o)))"。

    ・腹ごしらえ後、しばらく空を眺めるものの、一つも流れず。「まさか外れ?」
     不安が頭をよぎる。

    ・22時頃、機材セットアップ開始。まずはリニア彗星を狙う。
     ところで・・・寒い!!!

    ・23時37分、北の空から西の空までを悠然と流れる大流星!方向、尾引き等、明らかにしし群。
     続いて2発、しし群が出現。これが今夜の流星雨の始まりを告げるファンファーレだったのかも。

    ・24時より流星狙いで撮影開始。赤道儀に3台、痕用に一台待機。この頃になると
     頻繁に流れ始める。痕が残り、明らかにしし群とわかる。

    ・1時36分、火球クラス、さらに永続痕出現。痕カメラで連続撮影。この間にも次々に流れ、
     夜空はにぎやかになってくる。ついでに下界の方も大忙しの状況。
     「あ〜っガイドがずれてる」「しもたあ〜、赤道儀を蹴ってもた〜」「ぎぇ〜、車入ってきよった〜」
     「お〜っと、カイロが消えてる」 等々。 ゆっくり見れない・・・  (... )( ..)

    ・2時になるとさらに数も増え、目で見ていても輻射点がわかる状況。2発、3発同時に
     流れる事も珍しくない。
     明るい物も多く、下を向いてカメラをいじっていても後ろで光っているのがわかる。
     本当にスゴイ。   ('〇';)

    ・2〜3時、いよいよピーク。もはや「見上げると流れ星」という状況。色も赤い中心部、緑の周辺部
     と分かるものも多い。寝転がって夜空を見ると壮絶な光景。
     ムラは有るが、感覚的には1秒に1個ペース。ということはHR3600→ZHRでは5000個以上か。
     アッシャー博士の予測が完璧に当たったようだ。

    ・5時、薄明が始まる。相変わらずビュンビュン流れており、いったいいつがピークなのか分からない。
     機械的にシャッターを押しては寝そべって見物の繰り返し。一人満足感に浸る。
     ただ、何か見飽きたような気もしてきた。(不謹慎??)

    ・5〜6時、どんどん空が白んでくる。暁の中、まだ流れている。明るいものがやたら多いようだ。
     ふと見ると、カメラも車も霜で真っ白。レンズだけはカイロの威力でOK。カメラって結構丈夫デス。
     でも我に帰ると・・・さっ寒い!!

    ・6時を過ぎ、さすがに撤収開始。周囲を見ると紅葉が美しい。いや〜、いいもん見せて頂きました。
     その後、興奮しているためか、車の中では全然寝付けない。一眠りはアキラメ、帰路につく。
     朝日と紅葉の中、ルンルン気分のドライブでした。(世間様は仕事ですね。)
     帰宅後、爆睡。

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という事で、夢にまで見た流星雨、一晩中この目でしっかりと堪能致しました。
内心、ピーク時刻の予測は当たっても母彗星が遠ざかった今、
出現数はイマイチという不安もありましたが、一掃したようです。
写真の方はかなりパニクりながらの撮影となってしまい、
事前の計画立てをしっかりしておけば・・・と反省しています。
来年はアメリカ/ヨーロッパが当たりの模様ですが、
月回りが良くないのが残念です。(あと財布も・・・)