2009 中国皆既日食 ☆彡
初めての皆既日食、中国までお出かけしました!!
2009年3月
最初は行く気が無かったのですが、会社の組織変更を見て急に行く気になり、友人から誘いのツァーに
申し込み。早くも7月は休む宣言。
2009年6月
この頃からぼちぼち準備を始める。(遅い!)
赤道儀は以前使っていたスーパーポラリス赤緯体+マルチプレート、国際光機でソーラーフィルタ購入
2009年7月
スーツケースに入りきらないため、急遽大きめのを買う
2009年7月19日、いよいよ出発。
最寄駅まで送ってもらい、名鉄特急でセントレアへ。10時40分頃に到着。他の同行者はバスで
来ているはずが渋滞に巻き込まれているとの事。
11時20分、3人とも集合し、ツアー会社の受付へ。
荷物を預けたところ、重量31kg・・・・ 壊れても文句言わない誓約書にサインさせられた。
やはり赤道儀付は重い。ただ3名で90kg以下のため超過料金は無し。
MU530、飛行機は中国からのトンボ帰り。11時過ぎに到着し、予定通り2時前に出発。
機内食、鳥の丼みたいなのとあとは小物がチョコチョコ。質量共にイマイチ。
2時間ちょっとのフライトで上海に到着。とにかく蒸し暑い!!!この先、大丈夫か???
空港からそのままホテルへ。ホテル自体は豪華だが夕食はホテルではなく近所のレストランへ。思ったよりイマイチ。
ビールも別料金で30元、高い。このあたり、費用をケチっているのかも。
2009年7月20日、上海から杭州へ
朝、ホテルの窓から月、日の出が見える。なかなかきれいな眺めでした。
ホテルを出発し杭州へ移動。3時間くらいバスに揺られて西湖に到着。
レストランで昼食。ここはボリュームあり、地ビールもまずまず。(薄いけど)
その後、西湖の遊覧船に乗る。それにしても外は暑い!と言いながら船上デッキにいた。
暑いものの風が気持ちいい。
遊覧船の後はお茶の博物館へ。中国茶の入れ方講習と味見。後は杭州のホテルへ。
ホテル到着後、西湖へ散歩。暑くてヘロヘロになる。
夕食後、機材の試しセットアップをしてみる。カメラ2台+ビデオ、皆既中大忙しになりそう。
この頃から天気予報が気になる。快晴、猛暑にも関わらず、日食当日は雨の予報 (T_T)
7月21日 杭州から烏鎮へ
朝のバイキング、洋中があり種類も多くなかなか豪華。さすがはRamada。
8時30分出発、まずは杭州博物館へ。小さな博物館だが、あちこちに展示場があり
なかなか忙しい。バスを降りて10分ほど歩く。蓮の花がさきほこっていたが、暑い!
一旦烏鎮へ入り昼食。暑いのでビールがウマイ
午後、観測地の下見へ。なかなか広い。が、石畳が多くスーツケース(30kg)を引きずって歩くのは
かなりキツそう。カート用の道で遠回りするしかなさそう。結構歩いたのでこの時点でヘトヘト。
で、さらに烏鎮へ。ここは完全な観光地。古い中国を展示。暑いし、人多いし、ヘトヘトでした。
なんとか一通り回ってバスへ戻りそのまま桐郷のホテルへ。
オプションの前夜観測地でのセットアップ、行こうとしたが、ナント北の空は雷が鳴り、全天曇り。
北極星が見えなければ意味ないため急遽キャンセルにした。
ホテルの窓から雷撮影。これは明日の天気、ヤバイかも。
7月22日 やってきました日食当日!
が…ホテルの外はべた曇り、まだ雷も光っている…
朝4時45分のモーニングコール、5時15分朝食、6時10分出発。
ところが烏鎮へ向かうバスでついに雨が降り始め、涙。
観測地の農業公園に到着後、とりあえず荷物を降ろしカートで丘まで移動しカート道脇の芝生に陣取る。
が、天気は最悪。大粒の雨が降ったり止んだり。遠くで雷も鳴っている。
そのまま第一接触に。厚い雲の向こうなので何もわからず。セットアップする気も失せ、
呆然と空を眺めていたが、せっかく来たので赤道儀、カメラ、ビデオを出しセットアップ。
その後も雨が降ったり止んだり。
ところが、第二接触が近づいた頃、西の空に晴れ間ができているではないか。
晴れ間が太陽の方に移動し、そしてついに9割がた欠けた太陽が顔を出した!!!!
その直後に皆既へ突入、あちこちで拍手と歓声が沸き起こる。この天気にも関わらず、皆既が見える!!!
皆既の動画はこちら。Youtubeへ飛びます
気温の変化は正直びしょ濡れのためなんで感じる事はできず。ただ皆既になると結構まっ暗。
暗い空にコロナをまとった黒い太陽が浮かんでおり、感動的な光景。
この時の肉眼で見た光景が一番印象に残っています。
その前後からあわてて写真を撮るが、いかんせん直前まで雨のためレリーズなどの小物が準備できず
いまさら探す時間もなし、かまわず適当にシャッターを押した。
また後で気が付いたが、赤経クラッチが緩んでいた。その時は極軸が大きくずれていると思い、
どんどん写野を移動してしまうのを雲台で追いかける。 今思えば気が動転していたみたい。
こちらも今更どうにもできず。
双眼鏡で見ると淡いコロナの流線が見え、これもすばらしい眺め
見たり写したりしているうちにあっという間に皆既も終わり、あと30秒です の声。
ダイヤモンドリングを写す前に写野中心にと思ってゴソゴソやってるうちにプロミネンスが見え
すぐに見事なダイヤモンドリング〜〜〜。
その後欠けた太陽は再び雲の中に消え、二度と現れなかった。
いやーーーーーー、なんという奇跡。皆既中だけ、太陽部分だけ晴れるとは。
この天気でコロナを拝めた事は奇跡でしょう。まさに烏鎮の奇跡。
皆既後は雨の降らないうちにと、そそくさと撤収。荷物は一通り水浸し。
その後ツアーのメンバーと乾杯、記念写真。
午後、烏鎮を出発し、一路上海へ向かう。途中、ずーーーっと雨。
濡れた服のままで冷房の中熟睡。起きたら頭痛が。
上海に到着後、ホテルでゆっくりしたかったが南京街、雑技団へ行き、しんどい。
そのまま外灘で夕食。気持ち悪くなって食べれず。
最後、デザートのスイカ食べたらちょっと復活し、外灘の夜景を見物してホテルに入る。
ようやく荷物を空け乾かす。そのまま爆睡。
7月23日 最終日
朝5時起き、体調は復活。6時半にホテルを出発し浦東空港へ。
イミグレはスムーズに追加し、お土産を買ってMU529に乗り込む。
午後1時過ぎ中部空港へ到着した。ああああ〜、帰ってきた。。。。。。明日から仕事?ウソ。。。
帰りも名鉄特急で3時過ぎに帰着。
という事で、生まれて初めての皆既日食、めでたく体験できました!!!
ツアーの方々も口を揃えて「烏鎮の奇跡」と言っており、日食の天気は
一時期の雲の動きで勝負が決まると思いました。
残念ながら皆既が見れなかった人も多く、薄雲を通してとはいえ
皆既日食が見れた事は幸運としか言い様が無いです。
これで流星雨、皆既日食と体験する事ができたので
後はオーロラを見れば3大天文現象制覇になります。
あと、2012年の金環食も楽しみ。
う〜ん、日食病に冒されそう・・・