ちょっと辛口(keitai)
携帯電話で バカになろう! |
今や携帯電話は近代文明の一つ、都市生活の中からなくすことは所詮無理と思うが、こらからいうことをよ〜く意識していて欲しい。
携帯電話が人体に何か悪い影響をあたえているかどうか、科学的にはっきりと因果関係が解明されて、常識となってしまえばそれなりの対策をとれるのだが、まだそこまで進んでいないようだ。 しかし、この世の中には因果関係がつきとめられて「やっぱりあれはまずかった」と結論がでるまでに、何十年、何百年とかかることが山ほどある。
農薬、殺虫剤、ダイオキシン(を発生する製品)、フロンガス、血液製剤、抗生物質、化石燃料、エトセトラ、えとせとら、エトセトラ、etc.発明されたり開発された当時は画期的な製品として、後先のことを考えず無秩序に使いまくった結果、今頃になってとんでもないしっぺ返しを受けている。 万里の長城が何千年にもわたっていかに多くの貴重な「種」を絶滅し続けてきたことか。 餌を求めて南へ北へ移動できなくなり絶滅した動物や昆虫の貴重な種が山ほどあるだろうし、その生物がなければ存続できない多くの植物も絶滅したと思われる。 すべて人間<中国代々の皇帝達>のエゴから生まれたものだった。
もちろん、これらの製品でわれわれの生活が豊かになったこともたしかだし、悪い病気から守られ寿命が延びたたことも事実だ。 物事には必ずメリットとデメリットがあるので、デメリットを避けようとすれば、それ以上のメリットをあきらめなければならないということだ。 したがって、何かのメリットを享受しようとするためにはデメリットも覚悟しておかなければならない。 この世にはすべて「表と裏」があるのだ。
話がちょっとそれるが、この世には「裏」も必要だ。 こわい裏社会は別として、「裏ビデオ」とか「裏口入学」とか、ビジネスの世界には「裏保険」、「裏金」というのもある、本来はあってはならないことだが、あるとなんだか世の中がスムースにいくとか、丸る〜くおさまるといったことやものに、よくこの「裏」という字がつく。
で、今一番気になるのが「携帯電話」。
最近ネットができるようになって、ディスプレイを見ながら親指操作しているヤングが多くなって実は少し安心しているのだが、電話機を耳に押しつけて長々と電話しているのをみると「脳味噌がグラグラ沸いているだろうな!」と心配になる。
多くの企業でパソコンを一日中使う職場では、PCから放射されている電磁波を防ぐため女性がエプロンをつけているのを見かける。
電磁波の強さは距離の二乗にに反比例して強くなっていく。 例えばパソコンのディスプレイと顔の距離が50cmで携帯電話から脳味噌までの距離が5cmとすると、距離の比は10倍、その二乗は100倍。 電磁波のエネルギーが100倍になるということ。 しかも、パソコンのように広い面からホワーッと発射されているのではなく、小さいアンテナからピンポイントで脳味噌を直撃しているので、虫眼鏡で光を集めると熱くなるようにエネルギーが狭い範囲に集中している。 頭の中のその場所が、人間のどの機能をコントロールしているか知らないが、脳細胞を高周波加熱してぶちこわしていることは確実だろう。 あるいは、非常に狭い範囲の同じ場所を継続して刺激することによってガン細胞ができるかもしれない。 なにしろ何が起きるかわからないのだ。 電子レンジで発生している電磁波も携帯電話から発射している電磁波も本質的には変わりがない。 はっきりしているのは、電子レンジはアッという間に調理できるような周波数とパワーを出す。 一方、携帯電話は近くの中継基地局まで届くほどのパワーの指定された周波数の電波(電磁波)を出す。 そして、頭を調理するほ
どパワーは強くない。 SFではないがこれが強かったら「殺人光線」といわれるだろう。
しかし、今使っていてとくに自覚症状がないからといって、ほんとうに安全だろうか。 電子レンジはほんの何分かで使い終わるが、携帯電話でやっている長電話は何分という単位ではなさそう。
その内、脳味噌が腐ってきてバカになるぞー!
電磁波の人体への影響については、いろいろと研究されていて、時折レポートらしき書き物を眼にすることがあるが、どうやら今のところはっきりした結論が出ていないようだ。 パソコンを長く使っていた女性が流産したとか、眼が悪くなったとか、何とかで裁判沙汰になり、原告側が勝訴したかどうかで、その後企業が後で問題になったら面倒とばかり、OAグラスだのOAエプロンだのを使わせるようになった。 ディスプレイにつけるOAスクリーンとか何とかいうのが一時はやったことがある。 ビックリするくらい高かったが、時間をかけて効果を検証する前にPC側で改善したらしく、その内「使わないで下さい!」といわれるようになった。 裁判の結果は必ずしも科学的とはいえないことが多いのは世の常。 電子レンジも扉を開けるとすぐに電磁波が止まるようになっている。
つい先日のテレビ(新聞にも同じ内容の記事)で携帯電話の電磁波の影響について報道していた。 つまり「携帯電話の4倍の強さの電波をマウスに毎日1時間、4日間当てて、それを当てなかったマウスと、初めての場所にえさをとりに行く行動に差がなかった」というもの。 言外に「だから人体にも影響ないはず!」とでもいいたいような雰囲気のようにも受け取れたが・・・
これを見て「あーあ、またやってら!」と思った。
この報道では「だから携帯電話は安全!」と断定していなかったので、今後なにかとんでもない結果が出ても、あの実験をやった人が責任をとらなければならないケースはまずないと思うが、テレビに顔を出してまで、よくやるよと思った。(断定しないのはなかなか賢い。 断定したら携帯電話の会社の回し者かナンカだと思ってしまうが・・・)
電磁波の影響がこんな簡単なことでわかるようなら、はっきりいってだれも心配しない。 少々調べたり、実験したくらいではほとんどしっぽもつかめないくらいよくわからないからこそよけいに心配なのだ。
あの程度のニュースや新聞記事をまともに“安全”だと信じる人が出てこないことを祈るのみ。 この問題がハッキリするまでには相当長い時間がかかると思っている。 だから、危ないことは出来るだけ避けておいて欲しいのだ。
(2001FEB13記)
携帯電話はつながりを良くしようとすれば、受信機の感度をよくするか、送信のエネルギーを大きくするしかないが、頭の近くで発射している送信パワーの方が気になる。
携帯電話はすでに現代生活にしっかり組み込まれて、今さらあれはダメといえる段階ではなくなった。 しかし、これまでくどくど書いたように、電磁波の影響というものを一応警戒して、のべつ幕なしに自分の頭の一部のせまい範囲に放射する量を少しでも小さくする努力をしてはどうか。 最大メリットを得るために派生するデメリットを最小にしよう。 必要な話を手短にすませ、すぐに電話を切れ!
心臓ペースメーカーのペースを狂わせる(電車の中で、アナウンスを無視して、ほんとに事故を起こして死人でもっだしたら「殺人罪」で訴えられるかもしれないよ!)こともあるほどの電波を出していることは確かだし、パソコンのそばで携帯を使うとディスプレイの画面がグラグラゆれる。
この目に見えない電波(電磁波)で良い脳細胞がどんどん増えていかないことは確かだし、脳味噌がこわれればバカになっていくのは確実だ。 そしてバカになっていくのを自分自身では絶対に気づかない。 また、残念だが一度バカになったら最後、絶対に元のように頭は良くならない。 ナヌ、もともとバカだった?! 逆に良くなるかもしれネーな! せいぜいがんばれや!
おや、向こうの部屋で置き忘れた携帯がなってるぞ! 取りに行かなきゃ!
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