ちょっと辛口(jibeta)

ジベタリアンは
やっぱり不潔

 駅のホームやロビーでべたっと座り込んでいるを見ると「すっげー不潔!」感じることが、自分が年をとったということなのか、などと思ってしまうが、どう見てもあれだけは格好いいとはいえない。

 ついこの間は、横浜・相鉄ジョイナスのトイレの入り口にベチャっという感じで座り込んでいる数人の女子高生を見たとき、悪いけど「こいつらバカじゃないか!」と本気で思ってしまった。
 その前は、JRのホームに座り込んで、手の平を地面(便宜上、地面と表現)につけている男の子を見た。なんとそばにその子のお母さんらしき女性がいて、その子は上を向いて、女性の方は下を向いて話をしている。電車が入ってきたら、やおら立ち上がって、手をはたくでもなく、ズボンをはたくでもなく乗っていった。ズボンや手に、何か汚い物というか、ざらざらした物とか粉のような物とか、異物がついて汚れているという感覚すらないほど神経が鈍いっていうことだ。あの状態で座席に座ったり、吊革をつかんだりされたら、はっきりいってたまったもんじゃないぜ。ひょっとして、あのまんまの手でスナック菓子の袋に手を突っ込んでなんか食ってんじゃないだろうか。
 今時の親はなんかい、テメーのガキに「立っていなさい!」くらいの指示も出来ネーっていうことかい。やっぱり家庭教育をまちがっているよ。
 いっちゃ悪いけど、親子そろって頭ん中が空っぽなんじゃないかと思った。

 この間見て、やっぱり前頭葉が未発達というより、まるで出来上がっていないのかなと思ったのは、女子高生が満員電車の中で座席に座っている人の前に2人でベタッと座り込んでいて、やっぱり地べたに手をついたりなんかしていた。やがてそのまんまの手でコンビニのにぎりめしを食い始めた。なんか野生の猿がなにか拾って食っているみたいだった。
 あんな奴らに限って、朝シャンだの、抗菌グッズだのとへんなことにこだわっていて、自分一人が清潔で周りはみんな不潔みたいな顔をするが、ちょっと救いいようがないな。

 つい先だっては、武蔵小杉のホームで列の前から5、6番目にいた女の子がいきなり足を投げ出して座り込んだ。ラッシュのことで、ものの5分とたたない内に次の電車がくるというのに、それが待てないほど体力がないのかね。電車が入ってくると列から離れて前の方に割り込もうとしてウロチョロ。みっともないというか、なんだかかわいそうになってきた。

 スペースシャトルの話など持ち出さなくても、地球には重力があって重いものはどういうわけか下の方にたまるようになっている。
 したがって、地べたに近づくほど、空気より重たいホコリやゴミくずがたまっている。いわゆる、バイ菌とか微生物とか、回虫なんかの卵とか、うじゃうじゃ。いくら重くても地べたから地球の中へもぐっていくには、そのままではものすごく時間がかかる。ということは地面には汚いものがいっぱいたまっているということ。こればっかりは、そこへ座りたい本人が「座るのがカッコいい!」と思ったくらいではなくなったりしない。
 うそだと思ったら、駅の階段やロビーの柱のそばだの、吹きだまりになりやすい所をよく見て見ろ、綿ぼこりがいっぱいたまって、人が動くのにつられてあっちへ行ったりこっちへ行ったり。体を低くしているだけで立っている人に比べて何十倍何百倍も多くあのほこりと酸素の一番少ない場所の空気を吸い込んでいるというわけだ。連中の肺の中はほこりがいっぱいつまってるぞ! オエッ!
 また、皮膚病になったり、(口に入れば)食中毒を起こしたり、場合によってはとんでもない悪い病気になったり、危険がいっぱいということ。
 つまり、ジベタリアンはよりによって一番汚いところを選んで自分の一番きれいにしておかなければいけないところをくっつけたり、よりによって一番汚い空気を吸い込んでいるというわけ。オー、汚ネー!

 また、われわれが臭いを感じるというメカニズムを中学校の理科だか科学だかで習った時のことを思い出して欲しい。つまり、臭覚というのは、水かアルコールに溶ける物質が鼻の中の神経に飛んできてそのものの臭いを感じるということ。
 はやい話、トイレの中でてめーのウンチの臭いを感じるのは、今出し終わった現物の微粒子が水蒸気に溶けていっぱい飛んでいて、その中の一つ二つが鼻の中の神経の先にちょっとさわって刺激しているということ。

 公衆便所の真ん前に座るなんざー、人のウンチだとか、おシッコだとか、わけのわかんねー消毒液だとかの微粒子を体中に着けながら、臭いを嗅いでいるというわけだ。おれは、やりたくねーな!

 こんだけいっても、まだジベタリアンやるかい?やりたきゃやってもいいが、人のじゃまにならないところでやれ!

 ひとまず、この部屋の出口に着きました。 また別の部屋でお会いしましょう。 ぶつぶつ!(小言幸兵衛)
 部屋に入るときは、ちゃんと手を洗ってきてくださいよ。

(26, Oct. 2000 記)


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