ちょっと辛口(bag)

お買い物袋は
凶器になる

 店でくれるちょっとこぎれいな紙のお買い物袋の新しいヤツには要注意。 新しい袋の底の角は完璧な刃物なる。 女性がひもを腕に通して、バッグが45度前後に傾斜した状態で(もっている本人は袋の底の角が、自分の身体から4〜50センチも離れたところを移動しているなんてことは意識もしないで)向こうからやってくると、すれ違う時どう交わすか一生懸命考えてしまう。 
 下手をして、むき出しの腕の皮の薄いところを直撃されたら、角度とスピードと当たる身体の場所によっては、まず間違いなく3針は縫うような切り傷になるだろう。

 こんな想像をして危険を感じているのはオレだけじゃないと思うが、自分の荷物が自分の周りの空間のどこまでを占領しているか常に意識していて欲しい。

 先日はからずも、こわい体験をした。 バスの後ろの方に座っていたら、あとから一番後ろの席に座ろうとした人が持っていた、ケーキ屋さんの紙の箱の角がオレの頭をガリガリと引っ掻いていった。 あまりの痛さに手で押さえてしばらくこらえていたが、なかなかチリチリ痛いのが引いていかない。 血でも出ていないか何度か確かめたが、幸いそれだけは免れた。 でも、すごく痛かった。 髪の毛で多少は救われた、もし毛がなかったら確実にやられていたかもしれない。 (けがあったからけがなかった???)
 「痛〜っ!」と頭かかえてうなっているのに当の本人はまるで知らんぷり。 まったく気がついていないんだね。

 自分の荷物はしっかり責任を持って取り扱おう!
 本人は単なる不注意でも、場合によっては過失傷害罪で訴えられる可能性もあるよ!


 ひとまず、この部屋の出口に着きました。 また別の部屋でお会いしましょう。


(23, Oct. 2000 記)


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