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ゾンビパレード


□ 2003/11/17(Mon) 23:50:14

パラスも40レベルとなると、結構なリングの消費である。
上級者からしてみれば、たかだか40程度じゃねぇかとお思いかもしれないだろうが
新米冒険者の玉ねぎからしてみれば、切実な問題である。
いまのところ、先祖から受け継いだビショップリングを活用しているのだが、
1つや2つでは、さすがに長時間の戦闘には耐えられない。
いや、1つは一昨日のミスによって消滅させている。
損害百数十万だ;;うう。

というわけで、新米は新米らしく、リング狩りへと趣いたのだ。
目標はテサリオンリングとブラキヂオンリング。
ブラキヂオンリングは、ガゴに篭ってれば割りと手に入りやすいイメージがある。
そこで、まずは問題となるテサリオンリングからだ。
テサリオンリングは鉱山の奥の変なゾンビが希に落とすという。
変なゾンビだというからにはよっぽど変なのだろう。
どの辺が変なのか確かめるのも、旅の目的の1つである。


さて、僕はティッポネおばさんのピナニモの道を通って鉱山へ向かった。
鉱山は薄暗かったが、トリオンのいた洞窟に比べれば言うにおよばない。
闇を物ともせず先へ進むと、炭坑夫のコブおじさんがいる。
以前リメヂウムのアラートをあげたら喜んでくれた。
でもまだ完全には病が完治していないらしい。
こんなところにいないで、街に戻ればいいのに、とも思うが
新米の僕がとやかく言うのもなんだし、おじさんにはおじさんの事情があるのだろう、
そっとその場を後にした。

鉱山の奥には岩肌があらわになった洞窟が続いている。
乾いた土に似合わず、空気は湿っている。
そしていたるところに、ゾンビと呼ばれる不死の亡骸がうごめいていた。。
サスラの呪いで蘇った炭坑夫だろうか?
ゆっくりと僕の方へ近寄ってくる。
物乞いでもするように、何かを訴えかけるように、その豪腕を振りまわすのだ。
ためらっている暇はない、こうなっては成仏させてやるしかないだろう。
僕は自慢の弓で、急所を撃ち抜く。

ゾンビを倒しながら、先へと進んだ。

すると洞窟の最深部に、地下牢のような部屋が広がっている。
もしかしたら、罪人を炭坑夫として働かせていたのかもしれない。
いまではすっかり荒れ果てたその部屋は、ゾンビ共の憩いの場と化している。
勇気を振り絞り足を踏み入れた。

その部屋は不思議な魔力で覆われているせいか、オランの羽を使うことができない。
テスの暗黒の力が働いているのだろう。
だからこそ蘇ったゾンビの一部に、
テスの魔力が宿ったリングを所持しているものがいるのかもしれない。

さっそく弓に矢をつがえた。
僕のターゲットは変なゾンビのみだ。
できれば無駄な戦闘は避けたかった。
変なゾンビは、特別豪腕な力の持ち主らしいというからなお更だ。

牢屋の中ほどにある溜池をはさんで、弓をあびせる。
矢は鋭い軌道を描いて突き刺さる。
さすがにその程度ではテスの魔力によって強化された体を破壊することはできない。
繰り返し矢を放つ。これは根気のいる作業だ。

そのようにして、僕は数匹いや数十匹のゾンビを、
テスの魔力から……この世の未練から解放してやった。
彼らの想いはエルサリアの小さな輝きとして結晶化した。

僕はそれを広い集め、そっとカバンにしまいこんだ。

<今日の玉ねぎ>
HP457
格闘46
弓37
料理4(え?)

<お小遣い帳>
ブラキヂオンリングを3個購入。
残金 8000G

PS.結局、何が変なのか解明することはできませんでした。。
PS2.たぶん、あの格好はブルースリーが着てるような服なんですよ たぶん。
PSone.ということは、あれはゾンビというよりキョンシーなのでは?w
    (スイカ頭とか知ってる子供いないんだろうなぁ…w)


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