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オーククライシス


□ 2003/11/07(Fri) 00:37:25


さて、かなりいきあたりばったりの玉ねぎ剣士成長日記再開です。

今日は、何故か弓アビ上げから開始している玉ねぎ剣士。
たぶんカボチャの呪いです。
闘士でついにSTRが9になった玉ねぎ剣士ですが、
やはりどのアビ上げを重視するかと思い立ったときに、
ああ、とりあえず弓があればたいていの敵は倒せるんじゃん・・・
と今更ながらに思い付いたのです。

で、弓上げ。
弓上げの何が良いって、耐久度さえしっかり管理しておけば
あとは本読んでても、漫画読んでても、他のWEBページ見てても
全然OKってことですね。
そんなこんなで弓アビ12。

しかしこれでは何のためにエラをやっているのだ!
放置がエラの基本だなんて誰が言ったんだ!
あ、私だいぶ言ってました。すいません。

訓練所ってなーんか寂しいんですよね。
思わずセピィで独り言とか言ってみましたけど、ツッコミすら入らない寂しさ。
て、それはネタがつまらなかっただけですね。すいません。

ということで、δ次元に洋々と旅立つ玉ねぎ一粒。
キミの未来はたぶん明るい。
降り立ったロランシア。

その刹那!

ゲシゲシガシガシ

あ、あ、あ”あ”〜〜〜〜〜

断末魔の声!

それは、オークさんが大挙して押し寄せてる真っ最中でした。
δ次元ロランシア南門。
大量のオークに弓の女の子が一人囲まれていました。
それだけではない、捨て魔法PKと思われるキャラが
その女の子に容赦なくダラーやブリスの魔法を唱えているではないか!
これは助けなければ! オニオンの名にかけて!

まずオークを倒して、女の子の脱出路を確保しなければなりません。
しかし、数が数です。直接攻撃は痛い。
そこで弓です。このためにあったと言っても過言ではありません!
障害物の影から、女の子をターゲッティングしてるオークを引っぺがす。
女の子は退路を確保できるや否や、ダッシュでその場を離脱する。
おーっし、逃げろ〜〜!
そして捨て魔法PKも、所詮捨てなのか、倒せないと判断するとどこかへ消えうせました。
やったよ!パトラッシュ!僕やったよ!!

・・・

ゲシゲシガシガシ
ゲシゲシガシガシ

ぬあああ、自分のHPが二桁を切っているじゃないか!!
ミイラとりがミイラになるとはこのことです。
一転窮地に立たされたのは、他の誰でもない、
玉ねぎ本人です。

四方をオークに囲まれ退路を立たれた玉ねぎ、するべき事はただ1つしかない!
とにかく眼前の敵を倒すこと!
えぐるようにして
撃つべし!
撃つべし!
撃つべぇええええええええし!!!!!

ソーセージとグリーンハーブをゲッチュ。
かろうじてその場をしのぎきる。

が、しかし、運命は彼を弄ぶのでした。

ピロ♪

嫌なシステム音でいやがります。
○○によってオークがロランシアを襲いました。

このごに及んでまだ沸くか!!
オークのギロっとした瞳が一斉にこちらを見たように思えました。

マジですか?
つくづくオークに縁のある男です。
たぶんグルメなオーク達なのでしょう。
しかし、玉ねぎは思いました。

ここで逃げては男が廃る!!

「俺がこの街の守護者だ!かかってこいオーク野郎どもめ!!」

と言ったかどうかは定かではありません。
植込みの柵にオークをひっかける。弓を構えて、撃つ!
鋭い槍を携えたオークが玉ねぎの脇を狙う!
甘い!
寸前でかわしオークの側面を突く!

あ”あ”ぎゃああ〜〜

オークが叫ぶ。次!
背後から素手のオークの強打!
ぐっ。皮で出来たその鎧がダメージを受け流す。
よろめきながらも、振り向き撃つ!

ザシュ!!確かな手応え!

まさに獅子奮迅!

くそっ、キリがない!一筋の光明を見出し駆ける玉ねぎ。
ダダッと広場の方へ駆け抜ける。階段を上り一転翻す。

「馬鹿オークども、俺はこっちだ!」

街の入り口の橋の上からせいいっぱいの声で叫んだ!
馬鹿オークは、あのギョロ目でまだこちらを狙っている。
好機!
限りない矢の雨を降らす!
浮き足だつオーク軍団。彼らは何が起こったかわからない。
混乱したオーク達はやがて同士討ちを始める。
オークよ!人間様に勝てると思ってるのか!
一匹、また一匹とオークが倒れていく。
キング!次はお前の番だ。悪く思うなよ!
ダブルアタックの光が玉ねぎをつつむ。
こん身の一撃は赤いオークの急所に突き刺さった!

ぐぶぁああああああああ 

その場に崩れ去るキング。
そして静寂が訪れた。

あとに残ったのは、ソーセージ、ハーブ、槍、ニンジン、書物。
やったぞ!俺がこの街を守ったんだ!感涙にむせぶ玉ねぎ。
数多くの戦利品を入手する。なかなかの収入である。
とりあえず宿に戻って一息つこう。
そして意気揚揚と帰路へつく。

しかし、またもや運命は玉ねぎに試練を与えるのです。

ザシュ!!

前方より放たれたその弾丸は、容赦無く玉ねぎを貫いたのだ。
ダメ174
それはまさしく凄腕のスナイパー。

いま玉ねぎが生死をかけて救ったはずのその街の住人が、
彼の行く手を阻んだのだ!

これにはさすがの玉ねぎも死を覚悟した。

脳裏に浮かぶ思い。
ああ、そういえばカボチャのNPCが言ってたっけ
「人間は同族で争いあうなど信じられん。
 殺し合え、それが我らの楽しみ。ひゃーっひゃっひゃっひゃ」
とかなんとか。

って、死んでたまるかってーの!
無我夢中で広場を駆け抜ける!
再びスナイパーが玉ねぎに照準を合わせる。
あと数歩!宿屋はもうそこだ!来るっ!

ダッ!

弾丸が耳元をかすめた。
宿屋に転がり込む玉ねぎ。
ぱらりと舞い落ちる数本の後ろ髪。
ふぅ。。まだ。。生きている!

チ、チクショウ!
何がこの街の守護者だ!俺はまだまだじゃないか!
ぐっと拳を握り締める。
その瞳の先に、彼はいったい何を見るのか!







ジー。




「おばちゃーん、ガンマロラまでいっちょお願い」

拳を開く。手のひらに50G。



ティポネ「おば!?  殺すわよ?(^ー^メ 」

<今日の玉ねぎ>
HP 363
MP 422
槍 21.6
格闘 20.7
弓 15
DA 1.03




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