冒険に出かけよう。□ 2003/10/28(Tue) 08:06:03 ついに「僕」のパラスが40になった。 借り物の楽師服とリングを返す。 これからは自分の力で成り上がっていくのだ。 スクールで貰った青パンツを装着する。 なんともすがすがしい気分だ。ここからはじめよう。 ここからはじめなければいけないような気がした。 格闘上げからはじめようと思ったが、 戦っているうちに、戦利品が重くて持てないことがわかった。 そこで先に闘士を上げる事にした。 格闘で数千Gのお金を稼ぎ、槍を数本購入。闘士に転職した。 アビリティは0だ。 このまま外に行くには、ちょっと攻撃力不足かもしれない。 訓練場で少し槍の感触を掴んだ。 あのズバ!!という効果音が小気味良い。 一発で0.01のアビリティがあがる爽快さ。 そうこうしてるうちにアビリティは2になった。 このまま訓練場にいるのもつまらないので、さっそく外に出ることにした。 β次元のエフィロリアへと向かう。 ペペやアイスププなら、ちょうど良い相手になるだろう。 ズバ!ズバ!と敵をつらぬく。アビリティがたったの2でも割りと狩れるもんだ。 敵が落とすテサラットやエルサリアを残らず集める。これも大事な財産だ。 そのうちにアビリティは5くらいになった。 たまに出るダブルアタックの攻撃で20超のダメージを与える。 ペペがたった3発で倒せる。確実に強くなってることが実感できた。 耐久度の減った青パンが脱がされる。 まさに玉ねぎは、裸で雪の国を走りまわることになった。 時おり降る雪。だんだんと落ちる日。そんなことに感動した。 ペペでDBが出る嬉しさ。こんな気分がいいのは何年ぶりだろう? コロコロと転がっていくペペが消えて、小さな白い靴が落ちていた。 ぺぺシューズだ!! 僕ははじめてこの手でレアアイテムを手に入れた。 素っ裸に長い槍と白い靴を装着する闘士。 感動的な光景だった。自分の手でつかんだ栄光だ。 −−−−−−−− 私のメインキャラは商人だ。自分で言うのもなんだが、凄腕の商人だ。 彼女の商売の腕は確かだ。どんな些細なことも効率よく仕上げる。 少ない時間と労力で最大の効果をあげる。上げるための方法を常に考えていた。 玉ねぎ剣士をプレイするにあたっても、いくらでも効率の良い方法はあった。 アビリティを上げるという観点からすれば。 そのためにパラスのレベルを上げたはずだった。 だがしかし… −−−−−−−− 僕は確実に大地に立っている。自分の力で。 槍のアビリティが6になった。STRが1上がった。 確実に強くなる。少しずつ世界が広がる。 これは訓練場で放置していては得られない快感だ。 ぺぺシューズを手に入れたことで玉ねぎは変わった。 エランシアの世界で生きるということが、こんなにも楽しいものだとは思わなかった。 自分なりのプレイスタイル。 防具は全て落ちてるものか、敵が落とすもので揃えよう。そんな考えが浮かんだ。 次に僕が向かった先はオーク平原だ。 普通のシャツよりもACが1高い、あのオークシャツを手に入れるためだ。 来て早々、僕は凄く当たり前のことに驚いてしまった。 オーク平原はとても広いということに。 他のプレイヤーはいない。しかし、寂しいとは思わなかった。 この広い平原を一人占めしているような気分だ。 よし、このマップの端から端まで見てまわろう。 何か新しいことがあるかもしれない。 襲ってくるオークはすべて迎え撃つ。 DBが出る。ちょうどいい敵だ。ダメージは4とか5とか。 グリーンハーブとソーセージが出るおかげで、回復には困らない。 おまけに槍もでるから、槍上げに最適だ。 オークガードとナイトが強い。4方を囲まれながらも、奮迅する。 一匹、また一匹とオークは僕の攻撃に倒れた。 背後からダラーの魔法が飛んできた。オークシャーマンだ! 思いの他、こいつの攻撃が厳しい。僕は魔法のとどかないところまで走って逃げる。 釣り橋を渡り、向こうの丘へ。 木と木の狭い影を見つけ、そこへ敵をおびき寄せた。 一匹ずつなら楽勝だ。そんな調子で50匹くらいは倒した。 たまに鍛冶の書なんかが落ちてるから、まったく稼げないというわけではない。 ヒヨッコの僕には大き過ぎるほどの収入だ。 更に何匹か倒すと、オークは緑色のシャツを落とした。 念願のオークシャツを手に入れたのだ。さっそく装着してみる。 サイズはピッタリだ。オークよ。キミの魂。受け取ったよ。。。! その後もしばらく僕はオーク平原を散策した。 この広いマップを歩き尽くす。 それが僕の冒険だ。 <今日の玉ねぎ> HP 345 MP 423 ハプ 40 パラ 40 槍 9.8 |