ロールプレイをすること□ 2003/12/03(Wed) 00:18:54この話は前も言ったかもしれない。 いろんなところで言ってるから、どこで言ったかもわからないんだけどw いままた伝えたいので書いてみる。 エランシアはMMORPGだ。 RPGとはロールプレイングゲームの略で、 直訳すると役割を演じるゲームのことだ。 それはコンピュータゲームが登場するよりも前に、 TRPGなんかで割りと普及して行った……らしい。 (さすがに私もその時代に生きていないのでわかりませんw) TRPGとはテーブルトークRPGのことで、 昔はコンピュータなどないものだから、 GM(ゲームマスター)が、ゲームのルールと数人のプレイヤーの行動にしたがって 状況や物語を説明しながら進めていくゲームだ。 はやい話が、「ごっこ」だ。 で、ルールが事前にしっかりと決まっている。 ルールに沿っていれば、プレイヤーはなんだってできる。 最高に自由なゲームだ。 ルールにしたがっていれば、いきなりヒーローがヒロインに切りかかっても問題ない! 無論その行為に対して相応の結末が待っているだろうし、 ゲームが面白くなるも台無しになるもプレイヤー次第だ。 柔軟なGMなら、上手く別の話にもっていったり、軌道を修正したりするかもしれないが。 私は以前、チャットによるTRPGをやったことがある。 その世界ではルールが決められており。 キャラクターは自由に行動できるものの、事前に『自分で決めた性格のキャラクター』 を演じるようになっている。 そこでの楽しみというのは、どちらかといえばゲームそのものでなくて、 演じることによる楽しみであったような気がする。 だから、余りにもその性格から逸脱するような行動をすれば、 雰囲気が台無しになってしまう。 いまのネットゲームのように、グラフィックも音楽もないのだから、 急に現実に引き戻される感覚を受けてしまう。 それはとても興ざめする現象なのだ。 TRPGについて知りたい方はいろいろと調べてみるのもいいかもしれない。 で、だ。 私はそういう世界を体験してからエラをはじめた。 もっと言えば、その仲間達に誘われてエラをはじめた。 TRPGによるロールプレイングは、その行動や言葉だけで まるで物語りを成り立たせるような所作であった。 そんな私がエラをはじめて思ったのは、 この世界はとてもリアルリアル過ぎている。という感覚だった。 それはどのネットワークゲームでも同じなのかもしれない。 ネットワークRPGとはこういうものを最初から意図しているのかもしれない。 しかし、とても違和感があった。 例えば、 『エラの世界で暮すことに何も関わりがないのに、 唐突にリアルの住所を聞いてくるキャラクターがいる』 これには急に現実に引き戻される感覚を受けた。 それが、1週間、一ヶ月、1年もすればさすがに慣れて来たが、 まだどうも解せないことは多い。 それは皆のスタンスがあらかじめ一致しているものじゃないし、 させることができない性質のものだから、 こういった『混沌としたもの』が答えなのかもしれず、 慣れるしかないものなのだけれどしかし! 例えばエラでも 「詐欺行為」 というものがある。 これを、エラが仮想世界だと思っている人は、おそらくできないし、許すことができない。 しかし、 あくまでゲームだと思っている人は、それができる。 わかるかな? キャラクターが『自分の分身』だと考えている人は その枠を超えることができない。 しかしだからこそ自然に振る舞える。無茶はしない。 だが、それはプレイの幅を狭めることになる。 そういう人にとって、ゲームだと割り切って考える人を理解するのは難しい。 それが良いことか悪いことかと問われれば、はっきりとは言えない。 エラのなかでリアルに生きたからって、私がとやかく言うつもりはない。 キャラクターを仮想世界の人物、自分の分身だと考える人。 キャラクターを自分が演じるべきゲームの登場人物だと考える人。 そう考えている人が混在しているのがネットゲームなのだと、 あらためて認識しておいた方が良いだろう。 といっても、ゲームのプレイの仕方にも千差万別ある。 はっきり言って、ネットゲームのロールプレイはカッコ悪い。 TRPGでは、いかにカッコイイプレイ、面白いプレイをするかが重要である。 それは自分のひとりよがりでなく、場をいかに盛り上げるか、 周りをいかに楽しませるか!という考え方である。 それに引き換え今のエラはどうだ? なんつーか、『覚悟がない』 例えばPKならば、悪役に徹しきって欲しいと思う。 叩かれてナンボ。暴言吐かれてナンボのもんだ。 最悪のPKなどと悪名をこの世界にとどろかすことができたとしたら 最高にカッコイイロールプレイではないか! それがなんだ?掲示板にPK情報書かれれば、 まるで血管浮き出すようにして無意味なレスを返すし。 かと思えば、私の実体験では、 セカンドキャラをPKしたあとに 「ごめん、セピィさんだったらするつもりはなかった」 となどと言う始末。 それって、ただ遺品が欲しいだけの姑息なPKじゃん。 PKKもPKKだ。PKを専門に倒すキャラクター。 それはまるで無差別な犯罪に立ち向かう勇敢な正義のヒーロー。 確かにその思想はカッコイイ。 ならば、正義のヒーローをつらぬいてほしいのだ。 時と場合によって、態度を変えたり、 つまらない暴言にいちいち反応するようじゃ『たかがしれている』。 一人でPKに突っ込んで一般人を非難させはするんだけど、 自分は力尽きちゃうとか、そんなプレイしてみたいと思わない? といってもゲームだと割り切り過ぎて、 自分勝手な世界を作り上げられるのも実は困りものだ。 例えば、最近掲示板で話題の詐欺師とかね。 あれはロールプレイというよりも、ただ儲かるからやってるというような 人間性が染み出して、言い訳とか見苦しいね。 えっと、ここまでグダグダ書いてきたわけだが、 いろんな人がこの世界にはいるんすよ。 もっと別の次元で考えてる人もいるかもしれないし。 まったく感覚でプレイしている人もいる。 でもやっぱこれは何なのかと言えば、 エランシアであってゲームなんだ。 ゲームだから、死んだって何度でも生きかえるし、 ガリッドがまったくなくたって生きていけるわけ。 せっかくそんなゲームなんだから、 どう?ちょっと周りから見て カッコイイプレイとか面白いプレイとか、意識してみませんか? |