ホーム


=上高地〜徳沢〜長塀山〜蝶ヶ岳〜横尾@(9月17〜19日)=2013年9月29日記


蝶ヶ岳(2,677m) は百名山でも二百名山でもないけれど、目の前に穂高連峰が広がり
大パノラマを見るのには絶好の山として知られ人気の高い山です。

台風一過の17日(火)〜19日(木) 待ちに待った晴天に夫は「その大パノラマを見せたい」と
私にとって初めての北アルプス登山に連れて行ってくれた。

左から 奥穂高岳  涸沢岳と涸沢カール  北穂高岳     蝶ヶ岳ヒュッテ&テント 右の山は常念岳       私の頭の後方に槍ヶ岳


標高差1,127m 一歩一歩を積み重ね 最高の天気に恵まれ 日本の最高峰の山々を間近に眺められたことは
76歳の私にとって夢のような出来事 ここまでよくぞ来られたと思います。
蝶ヶ岳は2,677m 梓川の深い谷を挟んで向かい側の山は迫力があります。
3000m級の穂高山系 槍ヶ岳 木曽御嶽 乗鞍岳 浅間山 八ヶ岳 富士山 南アルプス・・・360°見ることが出来ました。
蝶ヶ岳ヒュッテ 山小屋に泊まったのも初めての体験でした。






=上高地〜徳沢〜長塀山〜蝶ヶ岳〜横尾A(9月17〜19日)=2013年10月6日記


暑い暑いと思っていたらいつの間にか紅葉の季節、涸沢カールの紅葉が真っ盛りとニュースが伝えられた。
今日の記事は紅葉には未だ早い3週間前 9月中旬の上高地〜蝶ヶ岳登山の話です。

3連休の最後の9月16日 台風18号が日本に大きな被害をもたらした。
天気予報では 明日からは台風一過の晴天が続くという。
こういう日を待っていたと夫はかねてから計画していた「蝶ヶ岳登山」を持ち出した。
私の足に合わせたルートと言うことで心配はなかったが山小屋で泊まる長丁場の登山は初めてです。

9月17日(火曜日)

1日目は上高地徳沢泊まりなのでゆっくりです。(前日に予約 村営徳沢ロッヂ個室@10,180円)
7時自宅出発 松本インターを下り沢渡でシャトルバスに乗り換える。上高地バスターミナルに11時半着。


先ずしなければならないことは上高地の郵便局でお金を引き出すことです。
前日午後まで台風の余波があって外出が億劫だったので「上高地に郵便局があるから郵貯カードで下ろそう」
とふたり合わせて手持ちのお金2万5千円しか持ってこなかったのです。

上高地バスターミナル近くの郵便局で「ここは郵便物しか取り扱っていません」とつれない言葉が返ってきました。
入り口のそばにはATMがあったと思わせる大きな紙で覆われた一角がありました。
民営化で夏場だけ営業の上高地郵便局は郵貯銀行は採算が取れないと判断されたのでしょう。
インフォメーションセンターへ駆け込んで聞いても同じ事。クレジットカードで換金する機械もありません。

初っぱなから大きなショックです。松本インターから沢渡迄の間にあった郵便局へ戻るという選択もあったのですが、
先ず今夜の宿「徳沢ロッヂ」に電話しました。
「クレジット払いは?」に「現金払いのみ」と。事情を説明し後払いを了承して頂いた。

2日目に泊まる予定の山小屋「蝶ヶ岳ヒュッテ」にも電話しました。「(明日泊まる予定ですが)かくかくしかじか後払いにして頂けませんか」
「運転免許証があるなら」と了解してくれました。我が家にとって前代未聞の宿泊費後払いの顛末です。


これで心配事は吹っ飛び、楽しい2泊3日の山旅を続けることが出来ました。

初日は徳沢泊まり 時間はたっぷりあるので上高地を楽しみながらゆっくり歩きました。
上高地から仰ぎ見るるおなじみの穂高の風景は「涸沢カール」とずっと思っていたのですが全く違っていました。
去年上高地岳沢(だけさわ)から前穂奥穂へ登った夫は詳しいです。
吊り尾根の向こう側(上高地から見えない)涸沢岳の下に広がる涸沢カールは蝶ヶ岳からはよく見えました。

4ヶ月前5月16日同級生達と来たときは、山に雪が残り徳沢近くのニリンソウ群生が見事だったし天気も上々だった。
その時は徳沢園で昼食を食べ、上高地〜徳沢往復のハイキングだった。今回も天気は最高 今夜の宿徳沢ロッヂは
上高地〜横尾ルートから少しはずれているため木々にとけこんで山小屋風ロッヂは良い雰囲気です。





9月18日(水曜日)

朝5時半 明神岳に朝日が反射してきれいだった。
2階の部屋から写したので 木が邪魔しているが、2日目も良い天気のようです。
6時半朝食。朝食を食べないで早朝に出掛けた方もいたらしい。夕食の時より朝食を食べる人の数は少ない。


7時に出発した。徳沢はテント場もあり開けたところです。
徳沢のもう1軒の宿「徳沢園」左の道を行けば横尾経由 涸沢・穂高方面或いは蝶ヶ岳へも行ける。
私たちは徳沢園の右の山道「蝶ヶ岳・長塀山」(ながかべやま)から蝶ヶ岳を目指す。

のっけから急な登りの連続です。森林が密生しているが登山道はしっかり続いている。
ところどころ道を踏み外さないようにロープが張られている。
横尾方面への登山者は多いようだが、こちらの登山道は地味で、我々を追い抜いて行く人は何人もいなかった。

とにかく急登の連続に私の肺活量は対応していなく休んでは歩き しばらく登ると又休むという状態。
夫はいつも私の後ろで「時間はたっぷりあるんだよ」と私のペースに合わせてくれる。山の1qは長い。
4時間近く登ってもうそろそろかなと思って見ると「蝶ヶ岳3q 徳沢3q」の案内板 こんなに歩いても未だ半分の距離!



緑の森林と緑の苔ばかりの山道に時折赤い実を見つける。赤い実に癒されて又登る。

約5時間(ガイドブックは3時間)かかって長塀山頂上到着。
徳沢の標高1,550m長塀山標高2,560m 1,000mの標高を登ったことに我ながら驚く。
とはいえ頂上らしくない頂上で展望はなく、この後は尾根歩きのようでアップダウンがいくつかある。
アップだけでなくダウンがあるのがうれしい。

長塀山頂上をちょっと過ぎたところで昼食にする。
本当はヒュッテに1時頃着いてカレーなどの昼食をとの予定だったが既に12時を過ぎている。
夫が持っていた非常食 カロリーメイト・ソイジョイ・チーズなどで昼食の代わりとする。
だんだん高山らしくなり 池がいくつかあり 赤トンボ 黄葉の木 草モミジ 高山植物など秋を感じる風景です。




そして突然視界が開け(森林限界)ハイマツの向こうに 穂高連山が見えてきた。
苦労して登ってきた先に見えた雄大なパノラマ風景に大感激しました。


蝶ヶ岳頂上に着いたのは13時30分 常念岳方面や安曇野の三股駐車場から登ってきた方達で賑わっていた。
3千メートルの山の上空には雲が湧いていた。



=上高地〜徳沢〜長塀山〜蝶ヶ岳〜横尾B(9月17〜19日)=2013年10月13日記


9月18日(水)

蝶ヶ岳頂上に着いたのは13時30分 常念岳方面や安曇野の三股駐車場から登ってきた方達で賑わっていた。


↓ すぐ近くの山は常念岳(2,857m) 安曇野から眺める常念岳は三角形の山なのにここは横から見るので胴長が目立つ。

赤い屋根の蝶ヶ岳ヒュッテに2時半頃チェックイン。
手持ち金はないので、運転免許証で信用してもらい 振込先の銀行と口座番号の書かれた請求書を戴く。2食付き@9,000円

眠る場所は二段式になっていて、両脇と通路側がカーテンで仕切られ幅広の敷き布団は1枚 毛布と掛け布団は2組。
最低のプライバシーは保たれる。窓側ではなかったのでカーテンを閉めると真っ暗です。
建物内にバイオトイレがあり 外にもトイレがある。
食堂に集まった人数からこの日は7〜80人の宿泊者? 
週末や連休の混雑時は2階に大部屋もあり最大300名位泊まれるとある。

夕食(5時)迄の時間外に出る。風もなく寒くもなく 再び蝶ヶ岳頂上へ行ったり 広々とした周りの風景に見とれたり
他の登山者と山の話しをしたり 別世界のひとときを過ごせた。
夕食後も 談話室でテレビを見たり知らないグループとおしゃべりしたり、
8時頃自分たちの寝床へいった時は、殆どの方はカーテンを閉め静かだった。

↓ 左は夕方の安曇野・松本方面       右は午前5時25分頃。浅間山辺りから陽は昇った。安曇野は雲海だった。


反対側の穂高連峰の朝焼けです。

9月19日(木曜日)
6時30分にヒュッテを出る。3日続きの晴天です。山の景色を目に焼き付ける。
昨日来た道ではなく常念・横尾方面の道へ。20分歩き振り返ったらヒュッテはもう見えない。
斜面の植物は「イタドリの紅葉?」


↓ ここは常念との分岐点。横尾目指して下る。
穂高連峰・槍ヶ岳を横に見ながら常念〜大天井〜燕〜中房温泉方面へ行くのがベストの縦走コースですが、
車で来ているのでそれは出来ない。
今回は初心者(私)を連れて来ているので横尾へ下りるのが一番簡単なコースだという。


下りはじめは正面に大パノラマを眺めながらですが、すぐに樹林帯に入る。
こちらも結構きつ〜い下りです。昨日と違ったのは時々樹林の間から山を眺められることです。
後ろから我々を追い抜いていく人は3〜4人 又下から登ってくる方も4組くらい。少なかったです。


↓ 途中の槍見台 槍ヶ岳の見納めです。


下りに入って3時間半 横尾11時10分着 蝶ヶ岳3,4q 槍ヶ岳11qの標識がありました。
大分川幅が狭くなった橋を渡って槍ヶ岳や涸沢方面へ行く人 戻ってきた人達で横尾は賑わっていた。

↓ 左 登山道終わりの標識  中央 横尾で休憩する方達  右 懐かしい「徳沢園」昼食にカレーを食べる

 

登山道は終わ ったといえ上高地バスターミナルまでの3時間の歩行は結構しんどい。
途中、徳沢園で昼食 バスターミナルに着いたときは15時 都合良くシャトルバスがまもなく出発。
沢渡の駐車場でやっと登山靴を脱ぎ 日帰り温泉で汗を流す。
途中談合坂サービスエリアで夕食を食べ8時頃無事帰宅。