=大人の休日倶楽部パスT・盛岡=2007年6月23〜25日

(東京〜盛岡〜山田線〜岩泉〜三陸北リアス鉄道〜八戸〜青森〜弘前〜秋田〜新潟〜東京)

6月22日(金)〜7月5日(木)の間の連続する「3日間乗り放題12,000円キップ」が発売された。
安い切符があると「利用しなければ損する・いっぱい列車に乗らなければ」という気持ちになります。

山田線(盛岡〜釜石157,5q)の宮古に近いところにある支線 茂市→岩泉間の「岩泉線」に今回は挑戦する。
38.4qの盲腸線で1日たったの3本しか走らない超過疎線。(7:01・15:35・18:35 各3往復)
私の予定では、盛岡13:46→15:29茂市着 茂市15:35→16:28岩泉着 その日龍泉洞を見物して 1泊。

23日から晴れるとの予報を信じて出発を決めたのは4日前。インターネットで「龍泉洞温泉ホテル」へ宿泊を申しこむ。
「蛍を見るプラン」も「三陸ウニ料理プラン」も23日は実施してなかったので「氷渡探検洞送迎付きプラン」を選ぶ。
プラン付きも宿泊のみも同じ値段です。2日後、氷渡(すがわたり)探検洞の申請書と案内パンフレットが郵送されてきた。

6月23日(土)東京7:36==東北新幹線こまち3号==10:02盛岡  午前中は盛岡市内見物です。
観光案内所で地図をもらい駅から外へ出たら「東北新幹線開業25周年」記念式典が始まっていた。(昭和57年6月23日大宮〜盛岡開通)

東北新幹線に初めて乗った記憶は、青函連絡船が廃止になる前にと、フルムーンパスを使って初めて北海道に行ったときだった。
昭和62年4月30日上野18:40「やまびこ」に乗って、盛岡から「はつかり」に乗り替えたとアルバムに。(その頃は上野〜盛岡間のみ開通)
開業25年といっても、私は東北に知り合いもいないので東北新幹線をよく利用するようになったのはこの4〜5年いや2〜3年のことです。

盛岡城趾・石割桜(花は咲いていませんがかなりの迫力です)・旧盛岡銀行・南部しぼり・南部せんべい・紺屋町番屋などを巡る。
わんこそばの東家で早めの昼食。開運橋から撮った北上川 上流に岩手山が半分雲に隠れて残念。晴れて暑いが、風は爽やか。
駅に戻ったら駅構内でも、チャグチャグ馬っこ(本物の馬っこ)や さんさ踊りなど25周年行事が賑やかでした。


=大人の休日倶楽部パスU・岩泉= 

6月23日(土)盛岡10時3分着 午前中は「盛岡市内見物」 午後は山田線・岩泉線で龍泉洞へ行く。
JR山田線(盛岡〜宮古)は1日4本、岩泉線(茂市〜岩泉)は1日3本のみの運行。
並行して国道106号線が通っていてバスは  盛岡〜龍泉洞間 日中4本(2時間20分)が往復し、
盛岡〜宮古間は1時間に1本の割合で走行。したがってJR線はますます過疎線になる。

盛岡13:46「快速リアス」→15:29茂市 茂市15:35→16:28岩泉
盛岡13:46発と16:30発の2本が岩泉線に乗り継ぎできる。

地図で見るあの幅広い岩手県北上山地を横切る山田線。
トンネルをいくつもくぐった。
区界峠を越えると閉伊(へい)川に沿って走る。
茂市迄狭い谷あいを走るので緑の木々や川の流れが車窓間近です。

宮古の約20分程手前 茂市で岩泉線に乗り換える。
岩泉行きは既にホームで待っていた。
宮古14:57発の列車(茂市15:35発)です。

中年男性のボックスシートに相席させてもらう。
「大人の休日きっぷ」を利用して、今朝埼玉から出てきて
午前の盛岡発(10:48)「快速リアス」で12:48着の宮古へ。
再び14:57宮古発岩泉行きに乗ってその途中でした。
岩泉へ着いても折り返し列車(岩泉17:20発)で戻るそうです。
今夜は何処へ泊まるか聞かなかったのですが 
明日は駅から2〜3q程歩いた撮影ポイントで走る列車を写す予定。
車で来て列車の写真を撮る人は多いが、彼は列車に乗って 
乗った列車の走る風景をを撮影するこだわりの「鉄ちゃん」です。本数の少ないローカル線の撮影は一瞬の勝負かも。

(地図は「えきから時刻表」から拝借)

岩泉駅ではホテルの送迎バスが迎えてくれた。龍泉洞へ(15分くらい)送ってもらう。
20年以上前に来たときは夫の車だったので 山田線と岩泉線に乗って来たのは今回初めてなのです。

地底湖の透明なブルー(パンフレットはドラゴンブルーという表現)は昭和60年来たときの印象そのまま、
透明度は日本一とも言われている。
龍泉洞見物の後は川沿いの遊歩道を10分歩いて「龍泉洞温泉ホテル」へ。川と緑に囲まれた静かな公共の一軒宿です。
その清水川は鍾乳洞地底からあふれ出た清流です。 夕食は500円追加で部屋食にしてもらいました。
温泉も一人、ちょっぴり淋しいけれど至福の夜です。


写真左 私が乗ってきた「快速リアス号」が宮古へ向けて発車、茂市駅跨線橋から写す。中央 終着岩泉駅で。
山田線や岩泉線はこのようなツートンカラーの「国鉄色」(国鉄時代走っていた色を再現)が走っている。右 ホテルそばの遊歩道から。


=岩泉・氷渡洞(6月24日)= 

チェックインの時、明日は「すがわたり」ですよね。と言われたとき 一瞬何の事か理解できなかった。
「ひようと」「こおりわたり」と読んで 洞窟の中の氷の場所を通るのかと 勝手な想像をしていました。
「すがわたり」「しがわたり」読み方は両方あるようですが地名だそうです。

6月24日(日)快晴の朝「氷渡探検洞」の日です。
ホテル宿泊予約の時「氷渡探検洞送迎付き洞窟探検と旬の味覚プラン」に申しこんだのです。
前もって送られてきた書類には、申請書を提出し「小学5年生以上で体力のある方」、持ってくる物として
「汚れても良い長袖、長ズボン、長靴、軍手」長靴は持っていないので備え付けを借りることに。入洞料金1,530円。

“氷渡探検洞”は“龍泉洞”の北約23qに位置し、その総延長3,000メートル以上洞内には、つらら石、フローストーン・石筍・コウモリ・・・・
この貴重な鍾乳洞を自然のまま保存しながら、約500mのコースを探検洞として公開 案内人の誘導によりヘッドライトの光のみ・・・・
増水により入洞出来ない場合も・・・岩場のアップダウン、狭いところを身を折り曲げて、あるいは時期によっては水をこぐこともあり、
観光洞では味わえない探検気分を満喫・・・・(途中省略 氷渡探検洞パンフレットより)

ホテルから30分以上の道のり マイクロバスには十人以上が乗っていました。
探検洞へ行くにはちょっとそぐわない方達だな〜と思っていたら、
探検洞そばの広場で「氷渡まつり」をやっていて その参加の方達だった。
バンガローや炊事場もある森に囲まれた場所です。舞台や模擬店もある。

すぐそばの氷渡探検洞研修施設でビデオで予め学習し、長靴・ヘルメットを借り,2〜3分歩いて氷渡洞へ。
お祭りがあって賑やかになるとは聞いていたが、氷渡洞入洞者は案内人と私の二人だけ。
鍵をはずしてひんやりと真っ暗な洞内へ入ると別世界です。
1963年立命館大学探検部が奥に続く横穴を発見する前は子供達の遊び場だったり 貯蔵庫だったりしたそうです。

約1時間半の地底探検 とってもスリルありました。
自然のままの洞内、狭いところでは 背を低くしての歩行 油断すると頭を思いっきり岩にゴツンと何度も。
(ヘルメットのお陰で何ともなかったですが) 足が届かなく滑り降りる岩があったり
垂直のはしご(セメントで固定してあるところも)を登ったり 又下ったり 水の通路を歩いたり、
回りは真っ暗 案内人の方が懐中電灯を照らして足場の確保もしていただき、どうにか奥までたどり着きました。
増水で奥まで行けない時もあると聞きました。

写真は暗い中で見当で写し、写っているのを確認してウエストバックにしまいます。
両手を使わなければ歩けないところも多いのです。足元に鍾乳石がごろんところがり、
目の前のフローストーン・垂れ下がった石筍をさわることも出来、普通の鍾乳洞で経験できない事ばかりでした。
暗い洞窟の奥深くにたった二人でいるということ とても不思議な気持ちです
「もう引き返しましょう」という言葉がのど元に出かかったとき、終点「きらめく星座」に到着。

未公開部分も沢山あるようですが、来た道を引き返しました。
個人案内だったのでいろいろな話も出来、お孫さんもいらっしゃるというチャーミングな女性ガイドさんでした。




=大人の休日パスV・北リアス線・久慈線(6月24日)=

氷渡洞地底探検を終えてワゴン車でたった1人 ホテルまで送ってもらった。
今日午後の予定は、定期バスで三陸鉄道小本駅へ、〜久慈〜八戸〜青森〜弘前と続く。
小本行きバスは、岩泉駅始発で龍泉洞ホテル前12時40分発、小本駅13時07分着 小型の乗り合い定期バスです。

列車では山奥に入り込んだ気がしたが、久慈や三陸海岸へは意外と近い(30分くらい)
小本駅は海から離れていてラーメン屋が1軒だけありそこで昼食とする。

観光センターを兼ねた小本駅、1階は物産や日用品・切符売り場になっていて、久慈までの切符1,250円を買う。
第三セクター三陸鉄道はフリー切符が使えない。ホームは2階にあり、高架を走る場面が多い。

小本13:44→→14:41久慈

列車は「さんりくしおさい号」3両編成(2両はレトロ調、3両目だけ普通の車両)。車掌さんに聞いたら「全部自由席です」
車内(2両目)は5〜6人乗っていたが途中で高校生2人が降りたのでなお まばらになる。

とある駅でどっと人がなだれ込んで急に賑やかになり、昼下がりのまどろみが破られた。
車内はたちまち満席、私の席も3人の熟年女性達で埋まる。

一行は「昨日仙台をバス2台で出発 霧の八幡平散策(泊)。2日目は宮古で観光船遊覧・北リアス鉄道に乗って久慈へ。
久慈でバスが待っていて十和田湖(泊)へ向かう。3日目奥入瀬渓谷を散策」 旅行社主催2泊3日の団体ツアーです。

「1人で旅をしている」と言ったら「勇気ある」「やりたくてもやれない。えらいね」といわれ
「夕べ泊まったところは龍泉洞 宿泊は9,800円」というと「自分たちは仙台から2泊3日で2万円 夕べは凄いご馳走だった」
いくらシーズンオフでも、仙台からこんな安いツアー旅行が組めるの?赤字じゃないの?と旅行社のマジックにびっくりする。

JR久慈線 久慈14:46→→16:44八戸

八戸40分程手前「種差海岸」駅で十数名の団体が乗ってきた。ずっと空席だった私の席の向かいに70代?男性が座った。
ここでもびっくりする話を聞いた。
「昨日は、朝東京を出て「JR東日本主催駅からハイキング・八幡平」を歩いて東京の自宅へ帰った。
今日も又朝1番の新幹線で八戸へ。久慈線に乗り換えて種差海岸下車「駅からハイキング・種差海岸」を歩いてきた。
風光明媚な種差海岸 めずらしい高山植物があったり漁船から海岸を眺めたり天気も良く楽しかった。
八戸16時56分発「はやて28号」で東京へ帰る。首都圏からの参加者も多いですよ・・・」

土・日開催・JR東日本の東北支社主催“駅からハイキング・土曜日は八幡平 日曜日は種差海岸ハイキングを日帰り
「東北新幹線はやて号」と「乗り放題12,000円切符」を利用してできるのを知ったのは、これも驚きでした。
JR東日本の“駅からハイキング”は会員制・事前申し込み制です。



東北本線 スーパー白鳥21号 八戸17:07→→18:04青森
指定席だったが隣の席は空席のまま青森到着。40分の時間待ちで駅前の寿司屋で夕食。

奥羽本線 青森18:48→→19:31弘前
到着が遅くなったが 温泉付きビジネスホテル。
浴室は一つですが 女性タイムは21時迄、フロントで鍵をもらってゆっくり汗を流す。



=大人の休日パスW・弘前〜新潟(6月25日)=

折角弘前に来たのだから、弘前城と岩木山を見たいと思っていた。
弘前城は駅から遠いので駅前のホテルではなく、徒歩12分というホテルを選んだ。
「弘前市土手町」いかにもお城に近い町名だし温泉付きビジネスホテルで、朝食付き4,980円も気に入った
(出発4日前にインターネット予約)

前夜、青森18:48→→19;31弘前着 朝からの疲れで弘前到着時は電車で眠り込んでいた。
慣れない夜の町を地図片手に歩くこと20分、遠回りしてやっとホテルに到着。
ビジネスホテルに温泉があるのはありがたかった。(スーパーホテル)

6月25日(月)
一夜明けて、またまた?予想を裏切る良い天気です。 弘前散策に使える時間は2時間半もない。
通勤通学の人達が行き交う商店街を私は弘前城まで15分位の道を歩け歩け、日陰に入ると爽やかですが・・・。

8時過ぎの弘前城公園、観光客のざわめきはまだありません。時折高校生が自転車で園内を通り抜けて行く。
桜の季節は何万人という人出だけれど今は静かな時間帯 緑に染まった弘前城公園も素敵です。
白鳥が一羽草をついばんでいた。

10時から有料になる本丸入場 この時間はフリーで入れます。
天守閣には上れなかったが岩木山を見渡せる木陰のベンチでしばらくの間ぼんやり時を過ごした。
少し霞んでいるが岩木山が見られたのは幸運。今日も一日頑張るぞ!!と言う気持ちが湧いてきた。

公園から外へ出て「市場家住宅」を覗いてからバス乗り場のある「津軽藩ねぷた村」へ。
駅まで歩けば30分以上の道のり、今日は歩く気はない。

受付で聞くと10時5分のバスがある。10時27分の特急に乗るといったら時間を調べてくれた。
100円バスは市内を循環するので駅到着は10時30分になるという。
「それは大変」とタクシーを呼んでもらい10分もかからないで駅に着いた。
観光地の運転手さんはサービス精神旺盛です。
楽しい会話をし 信号待ちの時間に携帯電話の弘前城の桜の写真も見せてくれた。

JR奥羽本線 特急かもしか2号 弘前10時27分→→12時28分秋田

途中乗車なので指定席を確保していたが車内は空いていた。秋田から新幹線「こまち」で東京へ向かえば夕方5時頃東京に着く。
乗り放題きっぷだから、新幹線でなくもう少し景色を楽しんで帰りたい。日本海回りで帰ろう。

JR羽越本線 特急いなほ10号 秋田12時49分→→16時23分新潟着

秋田駅で「大館鶏めし」が売り切れ。仕方ないので「白神浪漫弁当」を買う。これも指定席、空いている。
天気が良かったので酒田を過ぎるまで鳥海山をずっと眺められた。秋田・山形・新潟 米どころの田んぼ風景も良かった。
山形・新潟県境鼠ヶ関(ねずがせき)あたりから新潟側は雨模様。飯豊連峰の山並みは雲の中、見ることが出来なかった。

上越新幹線 Maxとき338号 新潟16時43分→→19時東京駅着

<青森駅みどりの窓口でMax2階窓際の指定席を希望したが通路側しかなかった。
新潟駅乗り換えが早い方だったので自由席窓側に座れた。2階席からの眺めは良い。

中央線は19時12分発「武蔵五日市行き」に乗れたので最後まで座って帰れた。
最寄りの駅 東秋留20時37分着。2泊3日の長〜い旅がやっと終わった。