熊野古道 中辺路歩きを旧友たちと

熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)の信仰が高まった古代から中世にかけて、上皇や貴族はもとより庶民にいたるまで多くの人々が熊野に参詣したといわれています。「熊野九十九王子」 王子とは当時その道沿いに祀られた熊野の神の分社で熊野詣での人々にとって、王子は道標であり休憩所の役目を果たした。
参詣の旅人はこれを巡拝しながら熊野を目指しました。名称にある九十九は、王子社の数の多いことを表したものです。
2004年ユネスコ世界遺産に「紀伊山地の霊場と参詣道」 吉野・大峯 熊野三山 高野山の三霊場とこれらを結ぶ和歌山県から奈良県三重県にまたがる広大なエリアが世界遺産として指定されました。
私は10年前、旅の雑誌で熊野古道歩きを読んであこがれていましたので 大阪グループの企画に東京から参加させて頂きました。


5月19日(木)晴れ 8時 南海堺駅前集合
参加者31名 男性13名 女性18名参加の「歩こう会」の1泊ハイク。
昭和12〜3年生まれの高校同級生のハイキンググループです。

8時15分バス出発
関西から南紀への道は高速道路のおかげでとても近い。
阪和自動車道終点南部(みなべ)インターから一般道へ。
紀伊田辺を過ぎたあたりから富田川沿いに紀伊山中に入る。

10時45分 龍神バスのバス停「福定」で16名下車。私も約16キロの「がんばりコース」を歩く。
15名の「のんびりコース」は、もっと先のバス停「中辺路美術館前」から10キロ歩く。
同じコースを歩くが、時間差があって追いつくことは出来ない。

苔むした岩肌、緑の森 連なる山々 鳥の声 歩き始めから古道の雰囲気満点ですが
約1時間半は、車が1〜2台通っただけで誰にも会わないアスファルトの旧国道歩きです。

12時昼食
車の激しい「新逢坂トンネル」は2.4キロありますが、旧道の逢坂隧道は1キロ弱ですが
照明なしで真っ暗闇を歩きます。2名の持つ懐中電灯と出口の明かりを頼りにスリル満点の隧道歩きでした。
トンネルを出てすぐ熊野古道にはいる。
1泊2日の中辺路歩きでは、古道を全コース歩くのは無理なのでここから熊野古道のルートに入ります。

12時45分  いきなりの山道を数分歩くと杉木立の中の「大坂本王子(おおさかもと)」王子跡がある。
古くは逢坂を大坂と言われていた。

13時25分  牛馬童子像 牛馬2頭の背にまたがった僧服姿の石像があり、花山法皇の熊野詣での旅姿
と言われている。

この箸折峠から四方山に囲まれた近露集落の見晴らしをパノラマにしました。
下った近露の「なかへぢ美術館バス停」から「のんびりコース」はとっくに(11時半頃)歩き出している。
石畳の道 整備されたアスファルトのみちどちらも熊野古道です。

「近露(ちかつゆ)王子」(13時50分) 「比曽原王子」(14時45分) 「継桜(つぎざくら)王子」(15時10分) 「中川王子」(15時30分) 「小広王子」(15時55分)

16時 熊野古道から分かれて、国道311号の「道場川バス停」で「のんびり組」を先に宿に送ったチャーターバスに、「がんばり組」も予定通りの時間に乗り、湯の峰温泉「民宿あずまや」へ午後4時半到着。
小広王子の先は、ぐっと山道に入り 時間もかかり「岩神王子」「湯川王子」はパスして「猪ノ鼻王子」からは明日の行程です。


湯の峰温泉

1800年前に発見されたと伝わる湯の峰温泉 源泉92度 熊野詣での湯垢離場として古くから親しまれてきた。古いこじんまりしたたたずまい、温泉も評判通りの良いお湯でした。河原にコンクリートで囲った湯筒に、ネットに入れた野菜や卵をゆでていました。河原にある共同浴場つぼ湯も珍しい。宿で食べた温泉で炊いた朝がゆ まろやかな味で美味しかった。