=海抜3000mの日の出・富士山= 

漆黒の闇から一筋の明かりが見えて、回りの雲の助けで真っ赤に燃えて、5時半にはただの朝の太陽に・・・ 30分間雲の大スクリーンを見続けました。下の動くパノラマは、9月9日 5時12分の撮影です。

下に朝焼けの動く画像が表れない場合  「セキュリティ保護のためコンピュータにアクセスできる・・・・・・・・・オプションを表示するには、ここをクリックしてください。」画面上部このようなコメントを見つけたらそこを クリックして、「コンテンツを許可」をクリック →実行するをクリックすると 動くパノラマ画像が表れます。



=富士登山(2005.9.8〜9)=

過去一度だけ富士山に登ったことがある。
昭和33年、富士宮口2合目から登り(7合目で宿泊)翌日登頂、須走口に下山。石や砂の滑る道で、一歩下ると2〜3歩分下ってしまうスリル満点の下山道で、履いていたスニーカーに穴が何カ所も開いたという経験がある。(47年前の写真を引っ張り出しました)

1度登ったという満足感で富士山は眺めるだけの山になり、47年後再び登るとは夢にも思わなかった。

今年秋10月に、ネパール5,000m級トレッキングを目指す方達が、富士登山で高度順応トレーニングするというのでSさんの誘いで同行させてもらう。
メンバーは6人。うち4人は、5000m20日間ネパールトレッキングの方達。Sさんと私は、11月に
「ネパール・エベレスト街道トレッキング11日間」(最高3400m)の参加を予定しています。

私は、8月末奥多摩の大岳(1226m)に2度登ったのがいい練習になった。
今回頂上までは行けませんでしたが、天気もよかったし 人も少なく無理しない登山だったのでもう一度挑戦したい気持ちになった富士登山でした。

前日まで台風14号の影響で雨風が強く天気も悪かったが、この日は台風一過の晴天となり、車窓(富士吉田)から雲一つない富士の姿が見られた。  

9月8日(木)自宅を6時半に出て途中コンビニでおにぎり4個(今日の昼食用2個、明日朝食用2個)買う。

それ以外の食料は、お茶・健康飲料500mlを3本 チョコレート・チーズ・バナナ・クッキーなど。

7:46高尾発 大月駅で(JRから富士急行電鉄へ)乗り換えなしの直通電車 9:26 河口湖駅着

富士山5合目行き路線バス10時17分発 富士スバルライン終点5合目 11時頃着

シーズン中は、5合目行きバスはマイカー規制でシャトルバスが数多く出ていたが、9月の平日は1日1本か2本。(バス代往復1900円 片道のみは1500円)

5合目(標高2,305m)は富士スバルライン終点。河口湖登山口という。
駐車場も広く、土産物屋も何軒か有りいかにも観光地という光景。
この馬たちは、観光客散策用です。
12000円で7合目の馬返しまで運んでくれるそうです。
今の季節キノコ取りの方達が樹海の方に入っていきます。松茸も採れるとか。

5合目で少し身体を慣らし登山開始(11;20)。最初だらだら下り坂から始まる。

程なく富士吉田からの登山道と合流。五合目と六合目の境で森林限界となる。

6合目(2,390m)で小休止(11:50分)我々とペースの違うベテラン3人とはここで分かれる。
S夫妻と私はのんびり組(Sご主人はベテランですが我々につきあう)。

7合目迄はこのような人工的な道幅の広い砂礫の道、だらだら単調な上り坂、ジグザグ道で高度を上げていく。

8キロの荷物が肩に食い込む。

下界は暑そうだが、富士中腹では雲が出てきて、直射日光の暑さはない。7合目(2700m)からは一定間隔で山小屋があり、
 固められた溶岩の上を歩く。登り始めて約2時間 視界も開け、雲の上に出た。

岩を登っている最中、Sさんの登山靴の底が、はがれそうになっているのを発見、次の山小屋でガムテープと紐で応急処置。

7合目の小屋は、花小屋・日の出館・トモエ館・鎌岩館・2800m富士一館・赤い鳥居の鳥居荘・海抜一万尺の看板の東洋館と続きます。

14時50分 7合目後半の東洋館(3,000m)で靴のこともありこれ以上の登頂は無理と判断。ここで宿泊することに決める。先行の3人と携帯電話で連絡を取る。簡単に繋がる。山頂にアンテナ?
彼らは宿泊予定の本8合目富士山ホテルにまもなくつくという。

もっと登りたい私とSさん夫はリュックをおいて、空身であと1時間登る。8合目「太子館」3,100mを通り過ぎ 下山道と出会うあたり迄登って東洋館に戻る。(写真の女性は外国の方です)

空気の薄い高所に登って、山小屋に着いて疲れてたからと言ってすぐ横になってはいけない(高山病防止のため)と教わった。
私は高山病の症状はなかったが、知らず知らずに腹式呼吸をしているのに気が付いた。ゆっくりと登ったのも良かったかもしれない。
又夜寝ている間に頭が痛くなることもあるという。


東洋館(定員450名)では、他に個人客はいないからと通常料金で我々を個室に案内してくれた。個室は4畳半くらいの広さで布団が沢山積み上げてあった。今日は3人部屋です。
個室でないところは、通路以外は、部屋全体が2段ベットという具合です。7時頃、若い女性4人グループが到着したが、彼女たちはベットだった。
夜9時頃には旅行社のツアー団体がやって来て、3時間ほど仮眠して1時頃に頂上へ向けて出発の予定とか。そのベットにはシーツが敷かれていて、その方達のおむすび弁当を作っていた。

山小屋宿泊料金は、1泊1食付き6,510円でした。夕食は、ハンバーグ定食、みそ汁、漬け物、ご飯、お茶。瀬戸物の食器だった。

外の光景は雲海のみ、沈む太陽にあわせて色や形が変化する様子は見ていて飽きない。部屋の窓からも眺められる。
影富士も見られた(下段真ん中の画像)。

何もすることなく疲れた我々は6時に食事、7時半頃はもう眠りについていた。
化粧落としは濡れティッシュで拭いただけ、口はお茶でゆすいだだけです。
ズボンも靴下もはいたまま、上着を1枚羽織って、シーツなしの湿気ったせんべい布団に寝た。今夜の室内は、何度くらいだろう。
夜中にはその布団も心地よく、足先も温かくなった。
夜通し風が強く吹いていたが、3時頃外へ出たら満天の星が見られた。前日台風の日は外へ出られないくらいの強風だったとか。
もちろん登山客もゼロ。


夜中、ツアーの方が来たのも出かけたのも気が付かなかったが、トイレへ行く時そのベットの布団がが乱れていた。
風も吹き寒い夜中に登る人たちがいるとは、「よくやるね〜」という言葉しか私には浮かばない。

外にあるトイレ小屋へは、寒いのでヤッケを1枚重ねて出かけた。
最近出来た新しいバイオトイレ、入り口に100円入れる箱がある。1円とか5円が入っているのは悲しい。
トイレットペーパーは流さないで備え付けの容器に入れる。水は循環使用の為茶色い水ですが、普通の水洗トイレです。
小屋の方が3時間ごとに掃除しているのでとてもきれいです。山小屋よりトイレ小屋の方がしっかりした作りでした。
途中の山小屋も水洗トイレを作る工事中でブルとーザーで資材を運んでいた。

富士山をきれいにする運動は実を結びつつあります。垂れ流しのトイレでは登る気がしなかったです。
ゴミもそれほど見かけず、たまたま目に付いた煙草の吸い殻と飴の紙を拾って帰りました。

朝4時半、従業員の方が、まもなく日の出の時間ですと声をかけてきた。
雲海の中から出てきた太陽は、3,000mから見たというだけで私には価値あるご来光でした。

頂上を極めないで下山する我々に、6時に出発するなら、特別な下山道を案内しますと山小屋の方。
特別な下山道とは、工事用のブルドーザーが通る道で、砂礫の道ですが、下りやすいようです。

山小屋で暖かいコーヒー(400円)と持参のクッキーを食べただけで、6時に出発しました。
キャタピラーの跡が付いた道を30分もかからない時間で高度約300mを下った。7合目の花小屋のところです。(6時半頃)そこからは登ぼってきた道を戻ります。

2500m地点あたりで頂上からの下山道と合流(7時半頃)

下山道(登りと下りは別になっている)を下ってくる方達に出会う。多分夜通し登って頂上は午前3時〜4時頃だったでしょう。「昨日朝富山を出て夜9時から登りだして、何度もリタイアしようと思ったが・・・」と熟年男性。「夕べ11時から登りだしたと若者2人組」 水を時々飲みながら、ふらつきながら歩いている男性もいる。それでもみんな我々を追い越していく。。。


6合目から上は晴れていたけれど、5合目近くは霧の中を歩く。霧の向こうの二人組はこれから登る人。今からへばっているみたい。
登りで4時間かかった道を、下りは2時間ちょっとで5合目に到着。(8時過ぎ ここで朝食用のおにぎりを食べる)


早く着きすぎた5合目 バスは12時半迄ない。 バスの時間を見に来た別々の若者二人を捕まえ、5人相乗りのタクシーで河口湖駅に。
タクシーを呼んでも来るまで30分以上かかる。
大きな荷物を背負っていた若者は、昨日精進湖からの(樹海の中の)登山道を上ってきて、5合目まで後1キロのところで野宿をした。富士山登頂をあきらめてこれから埼玉に帰る。計画を練り直して又挑戦するという。
タクシー料金 12000円÷5人=2400円 若者2人に感謝され、我々も安くタクシーに乗れて良かった。往復で買ったバスの切符を払い戻したら300円戻ってきた。
下界は曇り空だった。タクシーの運転手は、「今年のシーズンは、愛知万博へ流れたらしく、登山者も観光客も少なかった」と。

富士山は誰でも登れるといわれているだけあって、ハイシーズン1日1万人も登る日もあるらしい。この日は9月の平日 天気も良いラッキーな日に富士登山が出来て良かった。若者と外国人が目立った。
天気の安定した日に、ゆっくり登って、山小屋で一泊すれば、子供も我々熟年も日本一高い富士山の頂上(3776m)に立つことが出来ると確信した。


河口湖駅10時23分発  11時18分大月着 JR中央線 大月11時25分発 東京行き 立川12時33分着
と大変早い時間に帰宅することが出来た。


富士で写した花


=影富士とご来光= 


影富士はは9月8日PM5時3分 ご来光は9日AM5時16分 どちらも同じ場所 標高三千メートルの山小屋の前から。
山梨側 吉田登山道からは、西に日が傾いて富士山が雲海に影を落とす姿、東の空からの日の出が見られます。