「ミール宇宙ステーション地上観測ネットワーク」のご案内(阿部氏の情報より)
私たちの目的は、ミールの落下を予想するもの
ではなく、落下するミールを科学的な目的で観測し、大型宇宙建造物の大気突入過程の振る舞いを調べることです。ミール宇宙ステーションの軌道情報などの情報提供は、メーリングリストおよび専用ホームページを通して行っております。
ミール地上観測ネットワークメーリングリスト【mir-obs】への参加申し込み(或は脱退)、各種環境設定は各自で行ってください。一度登録されますと、過去のログや共有ファイルなどにもアクセスできるようになります。
http://www.egroups.co.jp/group/mir-obs
本メーリングリストは、相互の情報提供を目的としております。ミールや衛星落下、あるいは観測などに関する内容は、質問も含めて【mir-obs】を活用ください。現在、約100名の参加者が登録されており、多方面の天体観測のエキスパート達が揃っております。
また、ミールの情報は逐次、ホームページ上でも公開しております。
http://centaurs.mtk.nao.ac.jp/~avell/mir/
宇宙ステーション「ミール」関連情報は、文部科学省が正式に情報提供しております。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/mir/index.htm
ミールの軌道離脱計画に関するQ&Aも開始されました。
ミール宇宙ステーションの見え方
宇宙開発事業団
http://kibo.tksc.nasda.go.jp/index.html
三島和久さん(倉敷科学センター)
http://www.urban.ne.jp/home/mishima/
山田陽志郎さん(横浜子供科学館)
http://www.city.yokohama.jp/yhspot/ysc/index2.html#mir
- 3月9日現在、ミールは高度251.6kmを軌道周期89.478分で回り、1日当り約1.8kmで自由落下中 -
ロシア外務省によるとミールの落下は3月20日前後3日となる見通し -
日本でミールを見る事ができる最後のチャンスは9日〜14日の日没直後
- 3月15日以降は、昼間や夜中に日本上空を通過するので観測が困難である
☆昼間は衛星追尾式望遠鏡が必要となるであろう。
口径6cm程度の小望遠鏡でも観測は可能である。
☆夜中はミールに太陽光が当らないため観測はできない。
落下途中のミールであれば赤外線で明るく見えるであろう。
- ミールが見える日時・方向(10-14日の間で仰角15度以上の条件下)
ミールはゆっくりと空を移動しながら2-3分間見え続ける
場所
時刻 方向 仰角
[札幌] 10日
7時3分 南西 30度
11日 6時54分 南西 20度
[仙台]
10日 7時3分 北西
30度 11日 6時55分
南西 60度 12日
6時46分 南西 30度
[東京]
10日 7時3分 北
25度 11日 6時55分
北 50度
12日 6時46分
南西 65度 13日
6時36分 南西 35度
[大阪]
10日 7時3分 北北東20度
11日 6時55分 北東 30度
12日 6時45分 北東 50度
13日 6時35分 天頂付近
14日 6時24分
南西 40度
[福岡]
12日 6時46分 北東 20度