主な流星群の観測速報へ

2002年こぐま座流星群電波観測プロジェクト
「ふたご座流星群」
AMSの Mt. Lemmon team の獅子群観測結果

IMO-News に Lyytinen が今年のこぐま群のアウトバースト予測を発表

NMS同報によると、今回接近するトレイルは1090年生成の大変古いトレイルです。かなり複雑な構造になっていて、2つの部分が接近する。当時の母天体の動きが不確実なので、ZHR予測はできない。バックグラウンドレベルを超えて、検出できることを期待している。2000年のときよりはやや明るいことが期待できる。
最初の接近時刻  23日4:00  2つ目の接近時刻  23日5:40(ともにJST)
月明かりがありますが、日本では明け方で輻射点が高くなる時刻ですので観測してみましょう。

アストロアーツの2002年の「しし座流星群ギャラリー」
99年LeonidsTV観測の論文
しし座流星群の眼視や電波やTV観測等の速報や情報があります。13/14と17/18と18/19のTV観測によるしし群のTV画像を4個アップしました。18/19のしし群の火球の永続痕もアップしました。15/16日のしし座流星群の火球画像も見つけました。インドネシアでの新流星レーダー稼動開始!しし座流星群の眼視や電波やTV観測等の速報や情報があります。13/14と17/18と18/19のTV観測によるしし群のTV画像を4個アップしました。18/19のしし群の火球の永続痕もアップしました。15/16日のしし座流星群の火球画像も見つけました。
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11月23日頃のいっかくじゅう群の突発は、なかったようです。
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(11月19日と14日と10日の画像)
22日の21時現在、鈴木氏の電波観測では、もうしし群は、終息したようです。IMOによるとTwo strong activity peaks of the Leonid meteor shower were predicted. The times fell between 03:48 to 04:04 UT for the first one, and between 10:23 to 10:47 UT for the second peak,both on November 19, 2002.となっています。極大は19日04時08分太陽黄経236.615゜Z・H・R、2353個、19日05時18分太陽黄経 236.664゜Z・H・R、 1014個、19日0時50分 太陽黄経 236.896゜Z・H・R、2656個だったそうです。また、アメリカ組の平均H・Rは、650個(10分間隔で1100個)で、Z・H・Rは、1800(10分間隔で2800個)程度です輻射点がまだ低い15〜16時台(現地は23〜0時台)は昨年流れた、地平線からわき上がってくるような長経路の流星はほとんど現れず、低調な出現だったそうです。17時をすぎると徐々に流れはじめ、18時55分から急に数が増加し、19時39分から19時50分にかけて出現数が最大になったそうです。ASHER予測より10分ほど遅れたそうです。アメリカでの観測隊によると、標高2000mの山の理想の空での観測結果では、1時間に1500個近く観測できたそうです。極大時の流星数、19:45−19:55の10分間で552個の最大出現を観測しています。詳しい報告は、後日になります。全体的な感想として、日本各地で雲の影響と満月の影響で、あまり観測されていないようですが、晴れた所では、1時間に5〜75個程度の出現であったようです。今年は、19日の23時台には、1時間に10〜60個程度で、長径路流星はみられず、短経路の暗い流星が多かったそうです。(長田氏は、23時台の始めに10分間で14個の流星を捕らえています)。スペインで木下現象が2回も見られたそうです。一度に10個〜20個を確認したとのことです NMS同報によると、18日の20時現在、電波観測でも、まだ、目立った出現数の変化はないそうです。スペインでの眼視観測でも、−1等が最高で、暗い流星が主流だそうです。2等,3等の流星も少なくほとんどが4等級や5等級だそうです。6等級(最微等7等の暗い空)の流星も確認しているそうです。出現数は、まだ、報告されていません。15時現在、平均1時間に15〜20個程度(ZHR76)ですが、条件のよい所では、60個程度の出現が観測されています。アメリカ・ツーソンでの観測でも、1時間に50個程度の出現があったようです。電波観測では、昨日の日本の明け方以降,ヨーロッパやアメリカの観測サイトから速報が寄せられ,ヨーロッパ・イギリスの観測者からは,20秒以上継続する流星エコーが増加してきているそうです。日本では,緩やかな増加傾向を捕らえる地点が53.750MHzでも増えてきているそうです。またロングエコーの数も増えてきた模様です。しかし,昨年のような活発な現象はまだ観測されていないそうです。私は、3時半頃の30分間だけ雲量9の中、6個のしし群を見ました。−3,−2等の火球も見ました。晴れている所からのメールでは、出現数は少なく、5時5分頃に少し集中して流れたそうです私の観測では、3時頃に雲量8〜9の中で30分間に6個ほど雲の切れ間や雲の中で見れました。マイナス等級が2個(雲の中)でした。ですから、何とも言えませんが、少ない印象です。また、大火球も、見れませんでした。あと3時間早く晴れてくれたらと残念です。電波観測でも、少し増加した程度で、出現数の伸びは、緩やかです。今夜に期待しましょう。電波観測速報によると、アメリカとオーストラリアでは、19時頃から大きなエコーの画像が見られ始めました。22時現在のアメリカの画像を見る限りでは、出現数が1時間に50以上で大きなエコーが時々見られます。詳しい報告がありませんので、何とも言えませんが、明らかにしし群(1965年生成のダストトレイル)と思われる暗い流星と明るい流星の出現数の増加が見られます。しかし、増加は、まだ、緩やかで、大出現の兆しは、まだ、見られません。日本では、輻射点が低く、しし群は、捕らえられていません。観測地によっては、15/16日に多めのエコー数を観測していますので、小極大が観測されたようです。しし座流星群の小極大は、昨晩も、見られませんでした。電波観測では、16日から出現数の増加が見られているようですが、暗い流星のようです。今晩は、極大日です。関東地方も晴れているようですので、観測可能な人は、ぜひ、観測してみましょう。電波観測速報によると、アメリカとオーストラリアでは、19時頃から大きなエコーの画像が見られ始めました。17日の21時現在のアメリカの画像を見る限りでは、出現数が1時間に50以上で大きなエコーが10分間に2個程度見られます。詳しい報告がありませんので、何とも言えませんが、明らかにしし群と思われる暗い流星と明るい流星の出現数の増加が見られますしし座流星群の小極大は、見られませんでした。電波観測では、16日から出現数の増加が見られているようですが、暗い流星のようです。
詳しくは
しし座流星群速報へ 電波観測速報へ 流星電波観測ライブへ

「突発流星群の結果」
11月11日(月)の夜23時頃、うお座付近からまだ流星群の知られていないある彗星から流星群が突発出現する可能性があるということで観測してみました。予報輻射点位置はα=5°,δ=+7°で遅い流星との情報が入りました。電波観測で10日にややあやしい活動らしきものが観測されています。17日10時現在、他者では、溝口氏がTVの28mm観測で1時間に1個程度を捕らえていますが、眼視観測はしていなかったようです。12日20時現在、私の11日の22時45分から23時20分までの眼視観測では、それらしき流星が22時54分から23時12分までで19個見られました。輻射点は、α=15度、δ=20度付近で中速からやや遅で白からオレンジの暗い流星(2等が1個、3等が5個、4等が13個)が多かったです。TV50mmも観測しましたが、それらしき流星は、1個のみです。また、電波観測でも、観測地によっては、やや多めの出現が見られる所もありました。上田氏によると、11/11には、特に認められないですが、11/5,11/6,11/7の22時ごろに出現が多く、群活動を思わせますが、このうお群とは関連はないでしょうかとのことですが、おうし群の可能性の方が大きいでしょう。出現グラフさらに、複数の観測者からは、眼視観測とビデオ観測と写真観測からは、今のところ突発流星の確認は、できていないとのことです。他の観測者の情報をお待ちしています。


オリオン群の画像

10月22日00時12分 2等
オリオン群の動画(54K)
10月22日01時35分 1等
オリオン群の動画(58K)
10月22日00時29分 0等
εふたご群の動画(67K)
今回は、暗い流星が多いので、動画の際、2倍で再生してください。

電波観測で、28MHzの観測では1965年生成のダストトレイルを狙っているそうです。このトレイルは1公転前のトレイルですから,流星の光度自体は暗いそうです。そうなると対地速度の速いしし座流星群において50MHzでは暗い流星まで観測することができませんから,周波数を下げる必要性が出てきたそうです。ただし,過去28MHzの前方散乱による観測は日本ではたぶんない??と思われるので現在,それが可能かどうか試験観測を重ねているそうです。

ろくぶんぎ座流星群(昼間群)の活動を電波観測で上田氏と岡本氏が捕らえていました。
HROでは、2002年10月1日12時(JST)にピークらしき出現を捉えています。
このときの太陽黄経は、187.8°付近です。 
上田氏の電波観測の結果へ

2002年しし座流星群の小川氏の予想Web
10日の01時52分に−4等と20時31分19秒に−4等とのジャコビニ群と思われる火球が出現?!

ノーベル化学賞を島津製作所の田中氏が授賞しました。

東大の小柴先生がノーベル物理学賞を受賞

天文学にかなり関連しているだけに嬉しいですね。素粒子論の標準理論を覆す画期的な発見ですね。天文学的な功績としては、ニュートリノに質量があり、それがダークマターの構成物の一つであることを証明したことになります。先日、最大級の小惑星が発見されたという報道がありました。冥王星軌道の外側で円軌道だそうです。大きさは、冥王星の半分だそうです。大きい小惑星で観測可能でしょうかね。直径1300km。

2001年の最新のしし座流星群の軌道計算結果(MSSWG)へ
2001年の最新のしし座流星群の輻射点結果へ
IMOの2001年獅子群の最初の解析結果
5月GWに行われた「しし座流星群国際科学シンポジウム」の報告書
2001年のしし群のメモリアル画像集へ
星ナビで紹介された2001年のしし群の長径路火球の画像へ
2001年しし座流星群の痕とスペクトル画像(鈴木智氏)
2001年しし座流星雨画像集3枚組(CD-ROM)
☆ペルセウス座流星群電波観測一次解析結果(小川氏)
9月10日1時17分頃に−3等級の火球が出現
9月19日1時20分頃に−3等級の火球が出現。画像へ
8月10/11日のペルセウス座流星群の輻射点へ
8月10日の23時35分頃にやぎ群の火球が出現。画像へ。
ペルセウス座流星群は、例年並みの出現。13日朝に、1時間に60〜140個程度の出現で極大。
IMOの結果では、極大は13日5時頃。10〜14日にかけてペルセウス座流星群の火球が出現。
9日の2時20分頃の火球は、永続痕が出現したそうです。
極大は、13日2時頃。
右の火球の連続画像 −2等級(496Kバイト) 1等級(86Kバイト)
2002年の8月10日のペルセウス座流星群の動画(左23:53:55 右2:09:27)
他のペルセ群の画像と動画へ
ポン−ウインネッケ群の出現か?
6月28日のポン-ウィンネッケ群は、電波観測(HRO)の 結果では、大出現はありませんでした。小出現は、電波観測からは検出できません。30日のTV観測速報によると野勢氏が北海道で6月28/29日にウインネッケ群をねらってTV観測をされました。
開始    終了   時間   流星数   Lm    使用レンズ
21:17  22:40  83     18    7.8     50mm  
α=240゜、 δ=71゜付近より5〜6個の流星が放出していたそうです。これはポンウインネッケ群なのでしょうか。4等から6等の暗い流星が多く、比較的経路も長いようです。速度は比較的速いものが多かったそうです。その後2日間、1時間に1個程度の出現があったそうです

昼間流星群の出現が、電波観測で捕らえられています。1時間に50個程度。
昼間流星群の極大は、6月5日頃、電波で1時間に数十個程度の出現。この群は、明け方の1時間程度で、眼視でなんとか1時間に数個とらえることができます。また、TV観測で、日本では、数個の同時流星から軌道が求められています。昼間に活動する流星群のため電波観測以外は、観測がむずかしいですが、貴重なデータを得るためには、観測する価値はあります。
 しぶんぎ群の観測速報
かみのけ群の観測速報
4月のこと群の観測速報
5月のみずがめ群の観測速報
6月の昼間流星群の観測速報
7月のみずがめ群の観測速報
 8月のペルセ群の観測速報
 8月のはくちょう群の観測速報
9月のペルセ群の観測速報
 ジャコビニ群の観測速報
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