2001年のこぐま群等の観測予想と速報

こぐま群の予想
NMS同報によると、内山氏がLyytinenによる、こぐま群予測を紹介しています。IMO-Newsに、Lyytinenによるこぐま群の予測がありました。2001年は1392年のトレイルに0.001auまで近づくようです。ただし、これは平均近点角ファクター(fM)が0.0002と大変小さいので、このトレイルによる出現はバックグラウンドよりもずっと少なく、アウトバーストはないだろうとのことです。ちなみに、このトレイルへの接近時刻は、太陽黄経270.919度で、時刻は23日の2時30分だそうです。また、長田氏によると、天文回報の12月の観測指針では、昨年の出現の極大時刻は、今年の22日の22時だそうです。ということで、22日の22時以降の観測が重要になります。

こぐま群の観測速報
NMS同報によると、住江氏が23日の観測で1時間に10個程度の出現を観測しています。北海道の野勢氏は、TV観測をしていますが、1時間に3個、私は、1個。眼視では、2個〜10個程度の出現が確認されました。HROでも、突発は観測されていません。

こぐま群情報(日本流星研究会)

昨年のこぐま群の様子へ

眼視とTVの観測速報

観測時刻 時間 群数 H・R 最微星 雲量 観測方向 観測者 観測法 平均H・R
22/23 23:52-00:52 60 3 3 6.7 0 野勢氏 TV28mm 2.0
22/23 22:35-23:35 60 1 1 6.0 0 Cam 関口 TV28mm
22/23 22:40-23:00 20 2 6 5.3 0 Cam 関口 眼視 6.8
22/23 01:30-01:40 10 1 6 5.3 0 Cam 関口 眼視
22/23 02:05-03:05 60 9 9 6.5 0 住江氏 眼視
22/23 01:20-02:30 61 5 5 5.5 0 UMa 内山氏 眼視
21/22 02:10-03:10 60 3 3.0 6.4 2 住江氏 眼視 3.8
21/22 05:10-06:00 50 4 4.8 6.3 0 住江氏 眼視

電波観測結果(鈴木氏)

観測時刻 流星数
19/20 20/21 21/22 観測者
05:00-06:00 43 39 39 鈴木氏
04:00-05:00 45 35 40 鈴木氏
03:00-04:00 39 32 45 鈴木氏
02:00-03:00 32 24 35 鈴木氏
01:00-02:00 27 30 27 鈴木氏
00:00-01:00 24 22 20 鈴木氏

光度分布
時刻 −5 −4 −3 −2 −1 合計 観測者 平均 観測法
22/23 21:40-06:00 2 5 16 19 12 54 住江氏 3.63 眼視
21/22 00:10-06:10 1 1 4 4 1 11 住江氏 2.91 眼視
 
火球情報
 日 時刻 等級 発光点 消滅点 時間 速度 その他 観測者 観測地
21/22 01:52:44 -3 Dra CVn UMi 約2秒 黄+赤 末端で増光 住江氏 兵庫県