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１．最も明るくなったときの画像です。 |
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２．やや減光したときの画像です。 |
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３．消滅点付近の画像です。 |
９９年しし座流星群の観測結果及び観測記 関口
今年のしし群は、昨年以上の活動が期待されましたが、日本では、18/19日に少し多めの結果となりました。 ヨーロッパでは、まさに、流星雨となりました。この光景は、ＮＨＫのニュースでの画像の通りです。
１秒間に５個以上（H･R18000）。最微等6.0等 今回のＮＨＫのビデオでの最大火球。−１０等以上と思われる。ＮＨＫのビデオをダビングしてあらためてみたのですが、あの中で写っていた一番の明るい流星ですが、−１０等級以上と思います。あの画角は、昨年の画角と同じくらいで２８ｍｍレンズだと思います。出現星座は、Ｄｒａです。最微星６等。
発光点 １４時３３．５分 ５２度５５分 ４等
痕発光 １５時０８．６分 ５３度１６分 ０等
極大点 １６時３５．５分 ５０度３２分 −１０等
消滅点 １７時１０．８分 ４７度２３分 ２等→６等
概略ですが、この辺を飛んでいきました。この火球の後、７秒後に同様の閃光の火球が画角の外で発光していて閃光のみ見えていました。コマ送りで見ていると、昨年の火球以上に閃光が見えました。このビデオは白黒のようです。 昨年の火球は、私も５０ｍｍで閃光だけとらえています。今年は、２８ｍｍでも捕らえました。３０度くらい離れているところの出現でも明らかにわかるほどでした。上田さんの測光で−１０．７等でしたので、これ以上だと思います。昨年の火球の発光点での明るさは、５等です。今回は、本当の発光点より少し後のようですので５等か６等まで、同時になっていれば、発光点が、１７０ＫＭ以上と考えられます。それに、爆発した後の残像がはっきりと残っていましたが、その明るさでさえ、−５等近くだと思います。爆発後も、２等級程度の本体が２度前後移動していました。
私は、例によって、ＴＶの同時観測をしました。 １３／１４日。１時５５分から３時２分までで１４個の同時でした。しし群は、１個程度です。 １６／１７日は、５０ｍｍと２８ｍｍの計数観測。まだ、再生していません。 １８／１９日。今回は、狭山側で露がつき、０時３０分から２時２０分まで２５個の同時です。 しし群は、１１個の同時。５個のおうし群。
２時０２分４８秒のしし群 −１等
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１．最も明るくなったときの画像です。 |
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２．やや減光したときの画像です。 |
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３．消滅点付近の画像です。 |
ところで、観測結果は下の通りです。１分間に４個が最高で５時００分でした。３個出現は、２時４６分と４時３６分です。１分に２個は、結構ありました。３時台の散在が４０個と以上に多いのが気になりますが、ＬＭｉ群や南方群とかをとらえているのでしょうか。ちょと群判定に悩みました。でも、この時期は
小流星群が多いもので、本当の散在は、２０程度と思われます。しかし、５０mmでＨ・Ｒ６０を越えるとは思いませんでした。観測方向にもよるのでしょうか。
☆ＴＶ観測報告 Ａ地点 Ｌｅｏ群速報(50mm)R60,64フィルター使用
DATE JST TIME aM Spo Tau Leo UMa Lm CL
Dir Obs 備考
------------------------------------------------------------
Nov.13/14 01:54-02:00 06 03 01 1 1 0 8.0 0 Aur Ａ 同時
02:00-03:00 60 22 15 5 2 0 8.0 0 Aur Ａ
同時
03:00-03:15 15 03 02 1 0 0 8.0 0 Gem Ａ
同時
Nov.16/17 01:12-02:00 48 19 11 5 3 0 8.0 0 Gem Ａ 50計
01:05-02:00 55 13 07 2 3 1 6.4 0 Aur Ａ
28計
Nov.18/19 23:25-00:00 35 16 10 3 3 0 7.8 0 Aur Ａ 50計
00:00-01:00 60 20 04 6 8 2 7.8 0 Aur Ａ
同時
01:00-02:00 60 27 11 6 9 1 7.8 0 Aur Ａ
同時
02:00-02:50 50 33 16 3 14 0 7.8 0
Gem Ａ 同時
02:55-04:00 65 70 40 3 24 3 7.8 0
Leo Ａ 50計
04:00-05:00 60 51 20 1 30 0 7.6 0
Aur Ａ 50計
05:00-05:30 30 25 14 1 10 0 6.8 0
Lyn Ａ 50計
-------------------------------------------------------------
合計13/14 81 28 18 07 03 0
合計16/17(途中) 103 32 18 07 06 1
合計17/18 360 242
115 23 98 6
☆ＴＶ同時Ｂ地点の結果 ５０ｍｍ R60,64フィルター使用
DATE JST TIME aM Spo Tau Leo UMa Lm CL
Dir Obs
-----------------------------------------------------------
Nov.13/14 01:54-02:00 06 2 0 1 1 0 8.0 0
Aur B1 同時
02:00-03:00 60 10 4 5
1 0 8.0 0 Aur B1 同時
03:00-03:15 15 1 0 1 0
0 8.0 0 Gem B1 同時
Nov.18/19 00:23-01:00 37 20 6 4 8 2 8.0 0 Aur
B2 同時
01:00-02:00 60 10 3 4 3
0 6.0 0 Gem B2 同時露
02:00-02:25 25 5 1 0 3
1 7.0 0 Aur B2 同時露
----------------------------------------------------------------------
合計13/14 81 13 4 7 2 0
合計18/19 122 35 10 8 14 3
同時は、13/14 １４個(Leo群２個 Tau群６個)
18/19
２５個(Leo群１１個 Tau群６個 LINEAR群２個？)
UMa 群は、C/1999 J3 (LINEAR)関連群。
☆ 光度分布と有痕率
-2 -1 0 1 2 3 4 5 6 7 Total Ave Tr(%) Obs
---------------------------------------------------------------
Nov.13/14
Leo 1 1 1 3 2.67 33.3 A
Spo 1 1 1 3 6 5 5 3 25 4.44 4.0 A
-------------------------------------------------------------
合計 1 1 1 2 3 6 5 6 3 28 4.25 7.1
-2 -1 0 1 2 3 4 5 6 7 Total
Ave Tr(%) Obs
--------------------------------------------------------------
Nov.18/19
Leo 2 3 6 8 10 11 12 14 24 11 101 3.79 29.7
Tau 3 7 7 5 3 25 4.92 8.0
Hya 1 1 5 4
11 5.09 0.0
Spo 1 1 1 4 15 23 36 31 112 5.56 2.7
--------------------------------------------------------------
合計 2 3 7 9 11 19 33 48 69 45 246 4.81 14.2
☆ 5分ごとのしし群出現数
Nov.18/19
JST Leo
23h25m- 0 30
0 35 0
40 1 45
1 50 0
55 1 0h00m-
0 05 0
10 0
15 0
20 0 25
0 30 2
35 2 40
2 45 2
50 2 55
0 1h00m- 0
05 0
10 0 15
0 20 0
25 1 30
0 35 1
40 2 45
3 50 2
55 0
2h00m- 3 05
0 10 1
15 1 20
1 25 1
30 0 35
2 40 1
45 4
50 欠測5分
55 0 3h00m-
1 05 3
10 5 15
1 20 2
25 3 30
1
35 2
40 1 45
6 50 0
55 2 4h00m-
3 05 1
10 2 15
0 20 1
25 5
30 4 35
3 40 2
45 4 50
1 55 4 5h00m-
4 05 2
10 0
15 2
20 2 25
2
以上ですが、来年、再来年とまだまだしし群の出現は、多いことが予想されます。特に､２００１年は、大出現が日本で起こる可能性もまだありますので、ここ数年は、たくさん見られることと思います。 観測してみなければわからないことが多いので、みなさんも観測し続けてみてはいかがですか。
