★★2003年12月15日の4時51分46秒の火球の軌道計算結果★★

2003年12月15日 4時51分46秒の火球の軌道計算結果

 この火球は、宮城県の井上氏がTVでとらえています。さらに、神奈川県の鈴木氏もTV観測されています。明るさは、−3等。これらのデータをもとに軌道計算をしてみました。その結果からしし座に輻射点のある小流星群の可能性があることが分かりました。この付近には、いくつもの似た軌道がありますので、元は、一つの群の可能性があるようです。現段階では、散在流星として扱っておきます。上記2氏からは、貴重なデータの提供を頂きました。ご協力ありがとうございました。

観測者 1 井上氏
宮城県 TV6mm
観測者 2 鈴木氏
神奈川県 TV魚眼
出現時刻 : 2003年  12月 14/15 4時51分46秒
井上氏の発光点 140゜55.1 +35゜36.1 112.7km
井上氏の消滅点 140゚ 53.0 +35゚ 46.1 79.1km
鈴木氏の発光点 140゜54.9 +35゜37.3 108.5km
鈴木氏の消滅点 140゜53.4 +35゜44.4 84.8km
視輻射点(2000) 修正輻射点(2000)
167.0゜ 6.5゜ 166.7゜ 6.3゜
観測速度 70.4 km/s 軌道長半径 3.8(A.U.)
地心速度 69.5 km/s 離 心 率 0.758
日心速度  39.6 km/s 近日点距離 0.930(A.U.)
経路長 38.7km 近日点引数 209.4゜
見込角  121.3゚ 昇交点黄経  262.3゜
突入天頂角 29.5゜ 軌道傾斜角 179.0゜
速度誤差 0.3% 周   期 7.6年

以上の様な結果になりました。