★★2003年11月16日のおうし群の火球の軌道計算結果★★

2003年11月16日 21時55分44秒の火球の軌道計算結果

 この火球は、大阪府の植原氏がTVでとらえてしています。また、神奈川県の鈴木氏もTV観測されています。明るさは、−3等〜−6等。爆発後に1秒程度痕が残っていたそうです。これらのデータをもとに軌道計算をしてみました。その結果からおうし座流星群の南群であることが分かりました。上記2氏からは、貴重なデータの提供を頂きました。ご協力ありがとうございました。

観測者 1 鈴木氏
神奈川県 魚眼
観測者 2 植原氏
大阪府 TV6mm
出現時刻 : 2003年  11月 16/17 21時55分45秒
鈴木氏の発光点 137゜43.4 +35゜36.0 83.7km 流星群カタログ
のES14群

塩井氏と重野氏
1995年8月
より引用
鈴木氏の消滅点 137゜34.3 +35゜38.8 64.6km
植原氏の発光点 137゜52.2 +35゜33.2 102.5km
植原氏の消滅点 137゜29.7 +35゜40.2 54.9km
視輻射点(2000) 修正輻射点(2000) おうし南群B
63.7゜ +16.4゜ 65.2゜ +14.8゜ 59゚  +15゚
観測速度 21.9 km/s 軌道長半径 1.2(A.U.) 2.4
地心速度 18.7 km/s 離 心 率 0.588 0.82
日心速度  32.1 km/s 近日点距離 0.479(A.U.) 0.45
経路長 60.2km 近日点引数 113.1゜ 103
見込角  72.7゚ 昇交点黄経 53.7゜ 53
突入天頂角 39.1゜ 軌道傾斜角 4.7゜ 5
速度誤差 0.0% 周   期 1.3年

以上の様な結果になりました。