★★2004年4月5日の20時43分の準火球の軌道計算結果★★

2004年4月5日 20時43分07秒の準火球の軌道計算結果

 この火球は、東京都のSonotaCo氏がTVで準火球として撮影しています。また、宮城県の井上氏のTVで撮影していました。明るさは、−1等。2人のデータをもとに軌道計算をしてみました。その結果から隕石火球群の可能性があることがわかりました。この群は、1959年4月7日プリブラム隕石、2002年4月6日ノイシュバンシュタイン隕石とこの2つの隕石の軌道がほとんど同じで、これは隕石となるものの通り道を発見した可能性があるとの軌道とほぼ同様の結果として求めらました。さらに、DMSにも、類似軌道があり、これで4個の軌道がほぼ同じと考えられ、あきらかに隕石火球群として活動していることがわかります。また、SonotaCo氏や上田氏や植原氏のTV観測の単点流星もとらえられています。上記2氏からは、貴重なデータを活用させて頂きました。

観測者 1 SonotaCo氏
東京都 TV6mm
観測者 2 井上氏
埼玉県 TV6mm
出現時刻 : 2004年  4月 5/6 20時43分07秒
発光点 139゚53.3 +36゚47.4 87.3km
消滅点 139゚38.7 +36゚45.7 57.1km
視輻射点(2000) 修正輻射点(2000)
194.5゚ +33.4゚ 198.1゚ +32.5゚
観測速度 18.7km/s 軌道長半径 1.7(A.U.)
地心速度 14.8km/s 離 心 率 0.512
日心速度  35.6km/s 近日点距離 0.854(A.U.)
経路長 37.5km 近日点引数 235.4゚
交差角  53.7゚ 昇交点黄経  15.98゚
突入天頂角 36.6゚ 軌道傾斜角 15.2゚
速度誤差 0.0% 周   期 2.3年

以上の様な結果になりました。