超新星2002apコーナー

 超新とは、星の進化の終末期に起こる星全体の爆発現象で、極大時の絶対等級は、−14〜−19等に達し、太陽の数億倍から数十億倍にもなる。光度曲線は、新星に似るが、通常の新星の1万倍も明るい。1つの銀河に数十年に1個程度で出現する。光度曲線とスペクトル型の特徴からT型とU型に分類される。T型のスペクトルには、水素がなく、Ta、Tb、Tcと細分される。U型は、水素が存在し、Up、Un等に分類される。太陽の8倍以上の重さの超巨星が重力破壊などを起こして爆発すると考えられている。パルサーやブラックホールが残ることもある。

日大天文研のOBの広瀬洋治氏がM47に超新星2002apを発見しました。
星  名 2002ap 発見者・発見時の様子等
出現年月 2002年1月29日発見 この超新星は、広瀬氏が29日に14.5等でM47に発見した☆です。31日夜には、13.4等ほどの報告があります。超新星が出現したのは、うお座の銀河のM47です。私達からの距離は、およそ、8MPCほどです。銀河の中心から西に4.3分角、南に1.8分角ほど離れた所で爆発が起こりました。佐野さんの撮影された画像。発見以来1等級以上明るくなっているそうです。超新星のスペクトルが群馬天文台および美里天文台で得られているそうです。この超新星は大変特異で「極超新星」に似ているそうです。大変な速度で膨張していることも分かっているそうです。全体は、青っぽく高温の若い星であることも分かっているそうです。スペクトルグラフ
赤経・赤緯 1h36.6m 15゚ 45'.2 
極大等級 発見時 ?等 14.5等