平成14年9月 定例会
期 日:平成14年9月28日(土)14:00〜17:00
会 場:大分市 コンパルホール アートルーム
参加費:会員 500円、非会員 1000円
 
14:00〜16:00 講演会
  演題名:「『生』の意味を変える『死後観』」
    −人はなぜ死ぬのか?
    −人はなぜ生きたいのか(もし生きたいとすれば・・)
    −幾つかの具体的経験 など  
講 師:香川県カトリック三本松教会主任司祭 谷口 幸紀 さん

プロフィール
 1939年 大阪生まれ
 上智大学文学部卒
 博士過程で研究室の助手を務めていた
  学生運動に理解を示したと大学を追われる
 1969年〜 独・米・英の銀行で働く
 1987年 ビジネスから足を洗い、フランシスコ修道会へ
  聖職者を目指すが、理想と現実のギャップに悩み退会
  東京・山谷で労務者生活
  高松教区の深堀敏司教に見いだされ
 1990年〜 ローマ・グレゴリアン大学で学ぶ
 1994年 司教叙階
 1997年 帰国。香川県高松市の番町教会・主任司祭
 1999年 高松市桜町教会に住み、神学校付き司祭
 2001年 香川県大川郡大内町のカトリック三本松教会主任司祭

講演要旨
 
中世哲学を専攻する一学究の徒が、フランクフルト、ニューヨーク、ロンドンを渡り 歩く国際金融マンに転じ、さらにカトリックの神父となるため50歳でローマに渡 り、8年間神学を学んで帰国した後は、香川県の片隅で田舎司祭となりました。ユダヤ 教、仏教、キリスト教等の異なる「死後観」によって微妙に変わる「生」の意味を、 折れ曲がった人生の体験と、その中で出会った「死に行く人々」の生々しい事例に重 ね合わせながら、共に考えます。