平成17年1月 定例会
期 日:平成17年1月22日(土)14:00〜16:00
会 場:大分市 アートプラザ 研修室
参加費:会員 500円、非会員 700円
 
14:00〜15:10 講演会
 

演題名:「子どもの虐待と自立援助ホーム
    −子どもの自立を支えていくために−
講 師:自立援助ホーム「ふきのとう」ホーム長
     澤田 正一 さん

プロフィール
 1962年生まれ
 幼いころ父母と別れて乳児院、児童養護施設で生活する。
 高校卒業後、県外に就職するが挫折を体験しUターン
 その頃、養護施設を退所した青少年たちが社会で苦しんでいることから
 32歳の時に児童養護施設の児童指導員となる。
 その後、社会で働いている青少年を支援することの必要性をさらに痛感。
 自立援助ホームの設立を決意し10年間勤めた児童養護施設を退職。
 仲間と共にNPO「
青少年の自立を支える青空の会 」を設立
 現在に至る。

 第14回社会福祉士国家資格取得
 NPO「子どもと親の相談センター・大分」(CAPO)相談員

 
NPO「青少年の自立を支える青空の会 」理事長
 自立援助ホーム「ふきのとう」ホーム長

講演要旨
 
現在、子ども虐待の増加が深刻な問題となり、児童相談所や各専門機関もその対応に追われる日々が続いています。民間援助団体や行政機関との連携の重要性が叫ばれて努力されているにもかかわらず、保護者の不適切な関わりにより、弱い立場にある子どもたちが犠牲となり児童福祉施設に保護されています。
 その児童養護施設に入所している子どもたちの約6割が被虐待児であるといわれています。子どもたちの心の傷が癒され、社会に適応していくためにはどのような自立支援が必要なのかいっしょに考えていきたいと思います。